クリスマスまで39日 サンタさんへ | みちしるべ

みちしるべ

人は生まれによって尊からず

その行いによって尊し

かけた情は水に流せ

受けた情は石に刻め

右は極楽 左は地獄

心ひとつが道しるべ

こんにちは

すっかり寒くなって、街はクリスマスムード
クリスマス

フィリピン、伊豆大島では台風被害。。。
被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

サンタの仲間たちが伊豆大島にボランティアにいったのを見て何か嬉しかったです。


3年目も心の準備を大切に、入念にしています。

震災当時のニュース
震災に関するテーマの映画
ホームページを更新しながらこれまでのクリスマスを振り返る


普段は行動力抜群のサンタも、この時ばかりは慎重になります。

ちなみに今日の誕生花
七竈(ななかまど)の花言葉は「慎重」

 



震災当時、なにかしたい、なにをしたらいいんだろう・・・
と遠く広島でヤキモキしているときにみた
ある看護師さんのブログがサンタをしようというきっかけでした。
被災地へ医療スタッフとしていかれたJKTSさんのブログ「瑠奈ちゃん」

以下、抜粋して転載memo


真っ暗な夜中の体育館の
寝息の中に
もちろんすすり泣きの声も聞こえています。

不安なのかな、
家族や友達と会えていないのかな、
考え出すときりがないし
私は1週間程度だけど
ここにいるみんなはこれがいつまで続くんだろうと思うと暗闇の体育館は洞窟どころか
出口の見えないトンネルのようにも思えました。

寒くて眠れないけど、そろそろ寝ないと不眠不休で倒れてしまいそう
ここで倒れて足手まといになったら来た意味がないと寝返りをうっていたら
瑠奈チャンが「お姉ちゃん!」とどこからか毛布を持ってやってきてぴったり横にくっついてきました。

「瑠奈チャンも眠れないの?」と聞いたら元気よく頷いていたので
抱き寄せるとめちゃめちゃあったかい瑠奈チャン。

「お姉ちゃん、好きな人いる?」と瑠奈チャンに聞かれたので
「いるよ!」と言ったら

「どんな人?」って(´`)

「おヒゲがはえてる人だよ(笑)」と分かりやすいように教えてあげたら

「サンタさん??」と。

かわいいなぁと思いながら「そうだね、サンタさんみたいな人だね」と頭をなでなでしながら話すと

「また冬になったらサンタさん来てくれるかな?」とニコニコした笑顔。

やっと笑顔が見れて嬉しくなって「瑠奈チャンいい子だからまたサンタさん来てくれるよ!」と言ってしまった私。

でも「瑠奈チャンね、おうちなくなっちゃったけどサンタさん、瑠奈チャンちがないからプレゼント持って帰ってしまわないように
お姉ちゃんから言っておいて」と言われて、
ごめんねって思いながらぎゅっと抱き締めてしまいました・・・

「瑠奈チャン、なにが欲しい?」の私の質問に

「おうちとママ」

いつも一緒にいるのが母親かと思っていたけど
次の日、それは叔母さんということが分かりました。

瑠奈チャンのお母さんも被災され、あんなにかわいい瑠奈チャンを残して瓦礫の下から変わり果てた姿で見つかったそうです。
瑠奈チャンは幼稚園にいて救出されたけど
お母さんは瑠奈チャンが大事にしていたお人形や絵本の入ったリュックを抱えて亡くなっていたそうです。


転載終了涙

被災地にサンタを待っている子どもがいる。
瑠奈ちゃんだけじゃなく、もっといるはずだ

よしサンタになろう
さんた。

というのがサンタというカタチの支援を決めたきっかけです。
だけどやったことない、東北に詳しいわけでもない。。。
どうしたらいいんだろうって迷ってました

 

当時、調べた被災状況(リンク先より一部転載)
 

避難者数 341,235人 

避難先47都道府県 1,211市町村

死者15,861人 行方不明者3,018人 震災関連死1,632人

出典:復興庁、各地域行政HP、助けあいジャパン

 避難生活者について

 

【東北】計288,021人

◆秋田県 1,048人

◆山形県 13,036人

青森県 1,324人(県外からの避難者1,048人を含む)仮設住宅等40か所 

岩手県 43,096人(うち仮設入居者 42,367人/県外避難者 1,578人)仮設住宅317か所 13,983戸

◆宮城県 128,197人(県外避難者 8,483人)仮設住宅406か所 22,095戸 

福島県 101,320人(うち仮設入居者 31,874人/県外避難者62,831人)仮設住宅99か所 15,700戸

 


被災者は全国に散り散り、東北だけで28万人を超え
福島、宮城、岩手三県に集中して仮設住宅は1000ヶ所ほど、非難生活者27万人ほど。

どうしていいかわからなくなりました。。。
10月初旬、すべての人達に届けるのはとても間に合わないタイミングでした。
情けないですが実は少しあきらめかけていました


そんな折、はやるキモチを落ち着かせようと夜な夜な聴いていたある曲に
耳と心を奪われました。

愛のカタチ中村つよしさんの楽曲でした。

10月下旬。
この曲をとどけたい
お願いしてみよう


忘れもしない11月7日。
答えは早かった

「そういうことだったら是非チカラになりたい。」

丁寧にお返事をくださいましたええ!!

こうして一歩一歩、腹が決まっていきましたナイス

と、これまでの成り立ちを振り返っていました。

結局、自分の親戚のところへ行ける時間はなかった。
いかなきゃ・・・


こうやって書くと簡単ですが、いろいろありました。
当時商工会議所マンとしてバリバリやってました

「なぜあなたが?」

「なにをするつもりなの?」

「被災地のキモチはわかってるの?」

などと怪訝そうに言われたり聴かれたり、つるし上げられたり


古い友人にさえ

「偽善?」

などと言われる始末・・・


縁もゆかりもない広島で、広島からのメッセージが重要だ
とかいきなり言い出すわけですから

福島の親戚に話しも聞いてましたが、
直接被害に自分はあってないし

「わかってます」「聞いてます」

などと気軽に言えるわけもなく


被災地の状況を知ったり、話しを聞けば聞くほど
抑えがたいキモチはただただ募るばかり
走る人

最終的には「自分がやりたいから」と言い切りました

「被災地の声を聞かずやりたいようにやっている」

と言われることがありましたが


「声」こそいちばん大切にしていること

子ども達から受け取った手紙
現地の方に聞いてまわってわかったこと
ホームページにはできるだけまとめて残しています。

サンタさんへ

そんなこんなを振り返りつつ鋭意準備中

よかったら1年目のダイジェストご覧ください
一介のサラリーマンでもここまでできるのか
といかばかりかの勇気になれば幸いです

それではまた進捗をご報告しますキャンディ

サンタ

 

 

 


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