昨日からエミー賞18冠「SHOGUN」の話題でいっぱいです。
この作品のプロデュースをし、主演男優賞を獲得した真田広之さんの活躍のニュースは本当に嬉しいことです。
私、真田広之さんに一度だけインタビューしたことあります。
彼は子役から千葉真一さんの主宰するジャパン・アクション・クラブを経て、1978年東映の「柳生一族の陰謀」でデビューしました。
初主演は彼がまだ二十歳の1980年「忍者武芸帖 百地三太夫」です。
この映画は当時随分話題になりましたので覚えてらっしゃる方もあるでしょう。
JAC(ジャパン・アクション・クラブ)でアクションを鍛えた彼はこの映画で、
伏見桃山城の天守閣からダイブするというシーンでスタントでなく自らが行い、
当時撮影現場にワイドショーなどが押し寄せ、大騒ぎになりました。
お会いしたのはまさにその映画公開の時だったと思います。
梅田新道にあった東映会館の事務所の片隅のソファーで、
私の単独インタビューに応じていただきました。
番組のプロデューサーが映画界に顔がきく有名女性でしたから、叶ったインタビューでした。
多分関西のラジオで、真田さんは初めての登場だったような気がします。
絶大なファンの女の子たちは、当時彼を「ヒロくん」って言ってました。
ヒロくん大好き後輩女子がインタビュー現場にマネージャーのような顔をしてついてきたり、
随分羨ましがられたことを覚えています。
若干二十歳の真田広之さんは、浮わついたところ等全くなく、しっかりした、とても頭の良い好青年でした。
かなりのオーラを感じたことを昨日のことのように思い出します。
あれから、44年です。
昨日からのニュース映像で垣間見る真田広之さんに、
私は深い感慨を覚えて止みません。
本当におめでとうございます。
心から拍手を送ります。
多恵子