尿膜管癌(希少がん)闘病日誌

尿膜管癌(希少がん)闘病日誌

2021年3月に尿膜管癌(ステージⅣb)と宣告される。 TURBT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を受け、病理検査の結果、尿膜管にある腫瘍が悪性であること、尿膜管癌が膀胱に浸潤していると宣告されました。 多発肺転移の疑いとのこと。現在37歳。

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抗がん剤治療1クール目の入院期間を終える事ができた。

服薬の抗がん剤はまだあと数日あるが、
今回は初めての抗がん剤での副作用について、覚えている限りのことを記したい。

4月8日、飲み薬の抗がん剤ティーエスワン開始。
飲んだ実感としてはすぐに口腔内で溶けるんだという印象と、ピーチ味で甘いという感想だ。
副作用的なのも無く、日常の生活に変化はなかった。
翌週の入院までは普段通り過ごせた。

飲み薬の抗がん剤では実感してなかった副作用が点滴ではすぐに現れた。
4月14日に入院して、4月15日に点滴の抗がん剤シスプラチンを体内に入れた。
その他の点滴含めトータル10時間以上体内に点滴を流し続けた。
その日は何事もなかった。

しかし、翌朝しゃっくりとともに目覚める。
初めはすぐに治り、なんてことなかった。
しかし、朝食直後からしゃっくりが止まらなくなった。

事前に担当医の先生からしゃっくりが副作用で出る方がいるという話を聞かされていた。
なので、初めは「これか」くらいにしか思っていなかった。
すぐに処方してくれた薬を飲んだが、持続性は感じられず、治っても、ものの数十分でしゃっくりが出るみたいなのが、丸3日続いた。
昼夜問わずだったので、他の入院患者からしてみれば迷惑な話だと思う。
看護師さんも睡眠中もしゃっくりをしていることに驚かれるほどだった。

3日目が過ぎた頃、時間が経つにつれ、しゃっくりは治ったが、溝落ちから喉に掛けての胸焼けみたいな吐き気がやってきた。

吐き気はシスプラチン3日目くらいから現れ、気持ち悪さとの戦いであった。
それと並行するように強い倦怠感もでるようになり、何をしてても辛く、起き上がるのもしんどく、横になっているのが限界だった。
もちろんスマホなんて触る気力すら無かった。
吐き気と倦怠感は多少なり残っているが、シスプラチン5日目を過ぎた頃から、徐々に副作用も落ち着いてきた。

余談だが、シスプラチン3日目の深夜目を覚ました際に尿漏れに気付く、初めは完全に自分の不注意でトイレ間に合わなかったと思った。
しかし、翌朝も日中も少しウトウトし気付くとパジャマやシーツに染みが出来ていた。
看護師さんには迷惑を掛けたと思う。
病棟内のコンビニで尿漏れパッドを購入し、対策を講じそれ以降は染みを作ることはなかった。

副作用で苦しい時に先生や看護師の一つ一つの言葉が俺自身頑張ろうって思わせてくれた。
感謝。

まだ始まったばかりの抗がん剤治療で、まだまだ辛い副作用だって出てくると思うが、いまお世話になっている医療従事者には心からの感謝と敬意を示したい。

まだまだ始まったばかりの抗がん剤治療で、この先効果がどれくらい有るのかが、今は凄く気になる。
いま生きていることが奇跡で必然である。
どんなに辛い副作用があるとしても、生きれるなら向き合いたいと思う。