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今最も予約がとりづらいレストラン、
渋谷・松濤の「バカール」で念願のディナー!

前の職場の仲間6人、久しぶりの顔合わせです。
そして今日は同期周ちゃんの誕生日。
自ら誕生日会を主催という・・
いっぱい食べて飲んで笑って
至福の時を満喫しました。

その人気ぶりがおおいに納得できる
大・大・大充実なお料理・プレゼンテーション・サービス
でありました。
「ビストロの値段・雰囲気でレストランの味を」
というお店の目指すものを
感じることができました。

上の写真は
発酵バターの自家製ブリオッシュ。
キューブ型と焼き印がかわいらしい。


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パンだけでもひとしきり感激する。
かわいいかごに積まれた何種類ものプチパンから選んで、
それから温めてきてくれます。
水の代わりに赤ワインを練りこんだパン、
菜の花を刻んで練りこんだパン、などユニークなものも。
発酵バターとリエットが添えられてきます。

1本目はアルザスのスパークリング白。
「Cremant d'Alsace Leon Manbach」

アミューズには
ミニトマトのカラメリゼ。
ほんのひとくちの中に5つの味を感じられる一品、とのこと。
上からふりかけた
マルドンの塩、黒こしょうの辛み、ローズマリーの苦味、
そしてカラメルの甘味、トマトの酸味が
絶妙なハーモニーです。

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バーニャカウダ。
今やどこでも見かけるバーニャカウダ。
でもここのはまず野菜の種類の豊富さがすごい。
とっても甘い「狼桃」というトマト、
なぜか牡蠣の味がする(本当に!)オイスターリーフ、
細長いスナップえんどうのようなマーメラス、
紫人参、イエロービーツ、マイクロラディッシュ、
ふきのとうとたらの芽の掛け合わせのようなもの、
カリフラワーの原種ロマネスコ・・
そのほかアスパラ、揚げたかぼちゃ、ヤングコーン・・などなど。
口に入れるたびに発見があって楽しい美味しい。

そして一般的な
にんにく+オリーブオイル+アンチョビのソースではなく
アンチョビの代わりにずわい蟹のみそを加えた特製ソースでいただきます。

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お店のスペシャリテ、
フランス産フォアグラ、浜名湖産うなぎ、マンゴーの組み合わせ。
うなぎは蒸してから桜チップでスモークしたものを
カリカリに焼いてあります。
マンゴーは甘すぎない、酸味の強いタイプでしっかり熟れたもの。
お皿には
マンゴーヴィネガーを煮詰めたもの、
貴腐ワインヴィネガーを煮詰めたもの、ハイビスカスの塩
が絵画のようにあしらってあります。
「まずフォアグラとうなぎにヴィネガーのソースをつけて口に運び、
時間差でマンゴーを食べるのがおすすめです」
と細かくアドバイスをいただいたのでその通り実践。
うん、三位一体!となりました。

2本目は南アフリカの辛口白。
「Newton Johnson 2007 Chardonnay」

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ホワイトアスパラ、たけのこのソテーの上に
「たこ焼きのように」まわりがかりっと中はとろーりとした
白子のソテーがのっています。
ほんのり柚子風味のクリームソースで。

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ブルターニュ産うずらのロースト。
テーブルでストウブ鍋のふたを外してくれます。
ローズマリーとタイムの香りと
じゅうじゅうと美味しそうな音、そして
中にワイルドライスと押し麦がたっぷり詰まった
まんまるうずらがお行儀よく鎮座しています。
付け合わせの野菜もたっぷりです。

きれいに取り分けて持ってきてくれました。
赤ワインの甘いソースが添えてあります。

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ニュージーランド産リードヴォーとフォアグラのパイ包み焼き
モリーユのソース。
パイの断面図をお見せできなくて残念ですが・・

リードヴォーは仔牛の胸線のことで、
とろっ、まったりとした口当たりが特徴です。

モリーユは日本名「あみがさ茸」。
火を入れるとぶよぶよっと弾力のある食感になります。
と~っても美味しい出汁が出ます。
フランス産のものが高級品質といわれていますが
年々稀少になっているそうです。
今回いただいたのはトルコ産。

フランス料理感(ってどんなかよくわからないけど)
いっぱいな一皿です。
3本目はチリの赤ワイン。
「Cono sur 20 Barrels Pinot Noir 2007」

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ナイフとフォークも片づけられ、
スプーンのみサーブされたので
「あらもう次はデザート?」と思ったら
小さなストウブココットが目の前に。
持ち手のカバーがかわいい・・

ふたを開けてもらうと・・

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いわしのかば焼き?とフォアグラソテーの炊き上げごはん。
木の芽がいい香りです。
全体をがっと混ぜていただきます。
ほっとする美味しさです。
好みでマヨルカ島の塩をふりかけて。

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もう一種類は
はまぐり、たけのこ、菜の花に
ブルゴーニュバター(にんにく、ハーブを混ぜたバター)。
バターの風味がしみたごはん、たまりません。
はまぐりもとってもふっくらぷりぷり。
4本目は
ボルドーの赤。
「chateau Tour Bayard montagne Saint-Emilion 2000」

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デザートでもストウブココットが大活躍。
熱々ルバーブのクランブルパイに
紅茶のジェラート。

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ヘーゼルナッツの熱々スフレに
ほろ苦いキャラメルジェラートとクリームシャンティ。

デザートはどちらも甘すぎず重すぎず
幸せな余韻を残してくれました。

そしてお誕生日の周ちゃんに
美しき妻・だっちからメッセージプレートのサプライズ!
幸せのおすそわけをしてもらいました。

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最後のひとくち。
氷の上にのっているのは生キャラメル。
口に入れると一瞬ひんやり、そして
スッ・・と溶けていきます。


周ちゃん・だっち夫妻と
同期夫婦乾杯!の図。
あなたの営業力に感謝!
そして改めておめでとう~
次回のお店も期待しております。


※興味のある方、ぜひご覧になってみてください!↓

●イタリアとサッカーをこよなく愛する周ちゃんのサッカーブログ

●兵庫県で天然酵母パン教室を開いていただっちのお姉さんのブログ。
現在はニューヨークで生活されています。
ニューヨークの美味しい情報がいっぱいです。