旧暦五月十七日
小一時間かかる
焼きおにぎり。
肴になって
〆になって
炭火と時間。
炙りおにぎりでなく
ちゃんとしたおにぎり。
この店は
前座のころ
歌之介師匠の打上で
つれてきていただいて
いいなぁって思って。
歌之介師匠の馴染みではないと知り
二ツ目にまだなりたてのあたりで
店の前まで二、三度来て入らないでいた。
いつだったか
ふらりと行ってみて
それからのおつきあい。
お母さんは
息子がきた。
と、手土産をもたせてくれて。
お父さんは旨いもんを出してくれて。
大騒ぎする店ではないが
池袋での真打披露での二軒目
歌之介師もいらしてくださり
賑やかなひと時でした。
そんな、大切な店。