●出生異常の増加、環境汚染が強力に影響 中国各紙


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【2月1日 AFP】中国では30秒に1人の割合で、先天性の身体的欠陥のある新生児が生まれており、その原因の一部として環境汚染の悪化を挙げられると、政府の家族計画担当高官が指摘した。週末の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が発言を掲載した。

 同紙が引用した国家人口・計画生育委員会(National Population and Family Planning Commission)のJiang Fan副委員長によると、中国では現在、新生児の約7%に当たる年間約110万人の子どもが身体的障害を持って生まれており、その数は確実に増え続けている。

 香港の日刊紙、大公網(Ta Kung Pao)が1月に発表した出生異常率はこれよりも少なかったが、それでも全新生児の4-6%と指摘していた。

 南京大学医学院付属楼鼓病院(Affiliated Drum Tower Hospital of Nanjing University)のHu Yali教授は「要因は複雑」と語る。同教授はこれまでの研究から、環境汚染によって引き起こされる先天性欠陥が10%、遺伝要因によるものが25-30%、残りはこの2つの複合結果だと推測されると同紙に語った。

 チャイナ・デーリーによると、中国北部の石炭生産地、山西(Shanxi)省は大規模な化学産業地帯から大量の有害物質を排出しており、国内でも出生異常率が最も高い。同省の家族計画担当長官は「環境汚染と連関する問題。特に8つの炭坑地域で顕著だ」と述べた。

 西安交通大学(Xi'an Jiaotong University)で女性と子どもの健康を調査するPan Jianping教授は、このままの割合で出生異常が増えていけば、「経済発展や生活の質を左右する」社会問題となるのは時間の問題だと警鐘を鳴らす。同教授は「障害のある子どもの養育は家族に、特に貧困地帯である地方部で、多大な経済的負担を課す」と懸念している。




●中国のアブナイ環境(その2)~30秒に1人“先天性障害児”が誕生
「6本足の豚」「羽がある猫」・・・異変は人にも

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071205/142373/?P=4
毎年80万から120万人の先天性障害児

 2007年1月11日に中国が発表した「国家人口発展戦略研究報告」によれば、中国では毎年80万~120万人の先天性障害児が生まれており、これは新生児総数(約2000万人)の4~6%を占めているという。中国では毎年肉眼で確認できる先天性奇形児が20万~30万人生まれているが、これに出生後数カ月あるいは数年で欠陥が認められる先天性障害を含めると、その総数は80万~120万人に上るというのである。しかし、調べてみると、2002年7月 20日付の人民ネット日本語版にも「先天性障害児、中国で毎年80万~120万人が出生」と同じ数字が掲載された記事があり、この記述は4年以上前のデータに基づくもので、現在の数字はもっと増大しているものと思われる。

「中国婦幼衛生監測ネット」のモニタリング結果でも、2001~2006年の全国における“出生欠陥”の発生率は、出産1万件当たりで104.9、 111.2、129.8、128.4、139、145.5と急激に上昇している。年間に120万人の先天性障害児が出生しているということは、ほぼ30秒ごとに1人の先天性障害児が出生していることを意味するが、その間隔は年をおうごとに短くなっている。

 中国には2006年4月1日時点で身体障害者が8296万(全人口の6.34%)いるが、このうち先天的原因によるものが20%前後(1600 万~1700万人)を占めているという。ちなみに、この先天性障害児120万人の内訳は、先天性心臓病20万人、神経管奇形(無脳症、二分脊椎、水頭症など)10万人、口唇裂5万人、ダウン症3万人などとなっている。
「持続可能な社会・経済の発展にも悪影響」

 こうした先天性障害児の30~40%は出生後数カ月以内で死亡し、40%は障害者として一生を送ることになり、20~30%だけが治療を通じて正常に戻る可能性があると専門家は述べている。

 中国衛生部の統計によれば、先天性障害児は全国の10分の1の家庭に影響を及ぼしており、国家は毎年数千億元の財政負担を強いられているという。このため、中国国家人口・計画育成委員会の副主任が「このような状況が続けば、中国の持続可能な社会・経済の発展に悪影響をもたらすので、早急に対策を講じなければならない」と述べたと2007年10月30日付の英字紙“China Daily”は報じている。

 全世界では毎年約500万人の先天性障害児が誕生し、その85%を発展途上国が占めているが、中国の年間80万~120万人という数字は中国が全世界総数の16~24%を占めていることを意味する。中国政府は“中国は先天性障害児の高発生国の1つである”と述べるにとどまっているが、先天性障害児の発生数世界一は間違いなく中国だろう。先天性障害児の急増を懸念した中国政府は、2005年に9月12日を「出生欠陥予防日」とすることを決定し、 2006年を初年度としてこれを実施した。

 2年目となった2007年9月12日にも、中国全土で地元の衛生・保健関係当局によって先天性障害児の出生を予防する宣伝活動が展開された。

先天性障害児の出生予防とは

 先天性障害児の出生予防とはどういうものか。かつて中国では結婚する男女は婚前検診が義務づけられていたが、2003年10月1日から施行された「婚姻登記条例」によって婚前検診は免除となった。従来は婚前検診によって性病を含む婚姻に不都合な異常を判別することができたが、これが全く機能しなくなったことから、婚前検診の重要性を訴える。さらに、妊娠後の定期検査で胎児の異常を判別することの重要性を説くことで、定期検診の実施を促すというものである。

 それでは、先天性障害児が増加している原因は何なのか。2007年9月13日付のBBC中国語版は、“China Daily”が「国家婦幼保健センター」の専門家の言葉を引用して“出生欠陥発生率が上昇した主要な原因は環境汚染、不健康な生活方式及び高年齢出産である”という記事を掲載したと報じている。
国際環境組織の見解

 一方、2007年9月21日付の自由アジア放送は、米国のワシントンD.C.に本拠を置く国際環境組織「地球政策研究所」のジャネット・ラーセン調査部長の“中国の環境汚染がもたらす胎児への影響に関する見解”を次のように伝えている:

 ある種の環境汚染が胎児を蝕み、身体の欠陥をもたらすことは医学界ではとっくに知られていた。中国最大の汚染源は石炭焚の発電所で、大気中に有毒な水銀を大量に排出する。水銀は非常に容易に母親の血液から胎児の体内へ入り込む。これとは別に、大気中の水銀は河川にも流入する。中国人は大気、水源、農作物などから有害な水銀やその他の汚染物を吸収しているので、胎児や既に出生した子供に限らず成人も含めた誰もが被害を受けている。

 2004年12月7日付の新聞「南京晨報」は、2004年1~11月において先天性障害児の出生率が以前に比べて増大しており、その主要原因は環境汚染で、とりわけ室内汚染に起因するものの増大が顕著であると報じた。南京大学現代分析中心の室内環境検査測定所が事務所や住宅など300カ所を測定した結果、室内のホルムアルデヒドが基準値を超えたものが90%、ベンゼンを含む揮発性有機化合物(VOC)の基準値超過が85%、ラドンや石材、磁器の放射性が基準値超過あるいは安全値に近いものが10%を占めていた。このような生活の中に潜む“危険要素”も胎児にとっては先天的欠陥の発生をもたらすものである。

 これら有害物質を含む建材なども生活水準の向上に伴い増大したものだが、利益至上主義で基準値超過を一顧だにせず、健康被害をもたらす製品を製造する業者がいかに多いかが、ホルムアルデヒドやVOCの基準値超過比率の異常な高さに表れている。

フィナンシャル・タイムズの記事によると

 2007年7月2日付の英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、2007年3月に世界銀行が発表した中国環境汚染問題研究報告書「中国環境汚染の損失」の内容の3分の2以上が、社会不安を引き起こすことを危惧した中国当局の圧力で公表されなかったことをすっぱ抜いた。同報告書は、大気汚染・水汚染によって中国にもたらされる経済損失は毎年1000億ドル相当で、中国の国内総生産(GDP)の約5.8%を占めることを明示したものであった。

 同記事には公開されなかった内容には次の項目が含まれているとしているが、筆者にはこれらの数字もかなり過小なものに思える:

[1] 中国では大気汚染・水汚染で毎年75万人が非正常な形で早死にしていると推定される。
[2] 都市の大気汚染によって毎年約39万4000人が早死にしているし、石炭及び食用油による室内の空気汚染で毎年約30万人がそれぞれ早死にしている。
[3] 農村地区では水汚染によって年間約6万6000人が下痢、胃ガン、肝臓ガン及び膀胱ガンで死亡している。

 2006年7月18日、国家環境保護総局の周生賢局長は完全な調査結果ではないという前提の下、中国では約1000万ヘクタールの耕作地の土壌が汚染されており、さらに汚染された水で灌漑されている耕作地が216万7000ヘクタール、固形廃棄物放置場所や放置された耕作地が13万3000ヘクタールあり、これらの合計は耕作地総面積の10分の1以上を占め、主として経済発展地区に集中していることを明らかにした。

 汚染物質には、銅、水銀、クロム、カドミウム、鉛などの重金属及び放射線元素や砒素、フッ素化合物などの無機物と、各種農薬やフェノール類、青酸化合物、石油類などの有機物があり、これらによる土壌汚染の被害は甚大なものとなっている。
全国で毎年重金属により汚染される食糧は1200万トンに上り、直接的経済損失は200億元(約3000億円)を超えていると推計されるという。

土壌汚染は農作物中に有害物質を蓄積せしめ、食物連鎖を通じて人体に入って各種の疾患をもたらすのみならず、胎児に出生欠陥を惹起して先天性障害児を増大させる。人命に多大な影響を及ぼす重大な問題であるにもかかわらず、中国ではいまだに土壌汚染防止に関わる法律が整備されておらず、国民の土壌汚染に対する認識は極めて低い。従い、大気汚染、水汚染といった目に見える環境汚染に対する関心はますます高いものとなっているが、目に見えない土壌汚染に焦点が当たることは、その蓄積が徐々に深刻化する被害実態とは裏腹に依然として少ない。
6本足の豚 透明なカエル 羽のある猫?

 先天性奇形は人間にとどまらず、動物にも現れているが、中国ではそれが特に顕著なものとなりつつあるように思われる。最近の例を挙げると以下の通りである:
[1] 江蘇省連雲港市で、2007年3月に6本足の子豚が生まれたが、その翌月の4月には4本足のヒヨコが生まれている。
[2] 2007年5月、天津市河東区で透明なカエルが見つかる。
[3] 2007年6月、背中に天使の羽のような大きな突起がある“天使猫”が陝西省及び四川省で発見されたと報じられた。同様の猫は2005年6月にも河南省で発見されている。写真で見る限りでは、羽状の突起がある以外は普通の猫と何ら変わりない。
[4] 2007年10月、重慶市九龍坡区楊家坪で6本足の牛蛙が見つかる。形状は右前足が1本、左前足が3本、後足が左右各1本の合計6本。

 これらは中国全土で出現している動物の変異のほんの一部に過ぎない。こうした変異をすべて環境汚染に起因するものと断定することはできないが、中国政府が真に国民の将来を考えるなら、一刻も早く経済優先から環境優先へ舵を切り、環境汚染防止に心血を注ぐ必要がある。これ以上の先天性障害者の増大を食い止めるには、抜本的かつ全面的な環境汚染対策が不可欠である。

(北村豊=住友商事総合研究所 中国専任シニアアナリスト) 




中国の環境破壊の実態をこれ以上はっきりと見せてくれる事象は存在しないだろう。

>中国では毎年80万~120万人の先天性障害児が生まれており、これは新生児総数(約2000万人)の4~6%を占めているという

>中国には2006年4月1日時点で身体障害者が8296万(全人口の6.34%)

>これらの合計は耕作地総面積の10分の1以上を占め、主として経済発展地区に集中


中国では毎年およそ2000万人の子供が産まれる。そのうち5%前後が障害児で、その数は正確には把握されておらず推定数ではあるが80万人から120万人にも及ぶ。
日本の新生児の数が110万人であることを考えると、実に日本の生まれて来る子供の総数に匹敵する障害児が毎年産まれて来ていることになる。

こうした障害児への保障は中国にはほとんど存在しない。

先日もテレビで取材を受けていた農民工の親子3人家族がいたが、以前は農村で農業をやっていたが開発により、日本円にして僅か10万円程度の補償金で田畑を奪われ、北京で建築関係の日雇いをやっていた。

だが、オリンピックも終了し、そしてこの経済危機を迎え仕事は完全に消滅。
2ヶ月ほど仕事を探し回ったが一つも見つからず家も追い出されてまだ4歳の子供を抱えたままホームレスとなってしまった。

その子供は先天的な病気を持っていて、詳しい原因は不明だが手足に若干の奇形と定期的に襲ってくる激しい頭痛に悩まされていた。頭痛も尋常なものではなくあまりの痛さに泣き叫ぶほどだ。

その治療には日本円で100万以上。日本でもちょっとした手術をやればその程度はすぐに行ってしまうが、日本なら保険が利き、さらに高額医療費の還付もあるので100万掛かっても保険の利く治療ならば10万もしないで済む。

だが、中国の100万だとその重さが違う。中国全体の一人当たりGDPは25万円前後に過ぎない。北京や上海などの沿海部の経済特区では100万円近くにまで上昇したが、底辺の農民工などは未だに30万前後だ。

そして地方からの流入者には保険がない。

ただでさえ年収の2~3倍もの医療費を、しかも失業中に払える訳もなく子供はただ泣き叫ぶだけだった。

結局親子は都市部での生活を諦め地元へ帰って行くのだが、地方政府に助けを求めに行っても門の中にすら入れてもらえなかった。

恐らくこのような話が中国では数千万は聞けるだろう。

今中国は急速に大きくなっている。これからもまだ大きくなるだろう。
だが、それは下層階級の人民を完全に切り捨てているから出来ることなのだ。

前に、今回の経済危機がこれほどまでに巨大化したのは中国共産党政府が優秀過ぎたためだと書いたことがあるが、9000万人もの障害者が居て、3億人近くも発展途上国の中でも貧しい部類に入るものたちが居て、それでもなおその不安を見事に捌いて来た。
日本なんてたった250万人の派遣の問題だけでもこれだけ叩かれるのにだ。
ここ数年の共産党政権の舵取りは世界最高レベルだったろう。

しかし見事過ぎたために問題は大きくなり過ぎた。
単発的には今回の問題も強権発動で乗り切るかも知れない。
けれどそのたびに歪みは酷くなる一方なのだ。
もうほんの数年も経てば中国国内の障害者の数は1億人を突破する。
農民工などの失業者の数も1億人を遥かに超えるだろう。

環境も努力してすぐにどうなるものでもない。
日本の場合は河川の汚染や空気汚染で、ともに対処方法はしっかりと分かり易く、排水排気に関して厳しい基準を定め、濾過・清浄装置などの開発もあってかなり回復できた。

中国の場合の最大の環境問題は「水」だ。
日本では森林などの異常伐採で砂漠化といったようなことにはならなかったが、中国では地方では燃料に薪を利用していて、かつては人口が5億人程度だったのが13億人以上にも膨れ上がってしまった結果、大量伐採が起こり木々が失われていってしまった。
また過放牧や地下水の異常摂取なども相まって急速に国土の砂漠化が進行している。

北京の80キロ地点まで砂漠が進行してきている。
北京はここ3、4ヶ月もずっと雨が降って居ないそうだ。元より北京周辺は雨の少ない地域なのだが、ここ最近はより一層減少が進んでいる。
そのため近くの水源となるところから川の流れを変えてまで水を引っ張ってきている。
そのしわ寄せは必ずあって、北京周辺地域の砂漠化をより一層進行させている。

日本のように排水排気の基準を厳格化し、清浄装置などを付ければ表面上は改善するだろう。
だが、未だにまともに砂漠化を押し留められたところはほとんどない。
一部には植林活動などによってかなり改善した地域もあると言うのだが、そういった成功例があまりテレビで流れないところを見ると、完全に砂漠化を改善出来たと言えるまでには至っていないのだろう。

中国大陸に住んでいるのが日本人ならば改善は可能だろう。だが中国人には無理だ。将来的には生まれ変わるかもしれないが、今の中国人の思考回路では不可能だろう。

日本人は何と言っても、あのクソの都と欧米人に揶揄され、まさに土人しか住んでいなかった朝鮮半島を緑豊かな土地に僅か30年余りで変えてしまった。
朝鮮統治中には当初禿山だらけだった土地に、実に5億本以上もの植林を行い、水資源の回復を図り、農業技術の移転により田畑を蘇らせ、500年間人口を増やすことが出来なかった国を、たった30年で2,5倍にまで増やした。

今考えてみても、あの朝鮮人を開化させて、禿山だらけの国土を生まれ変わらせたのは凄すぎる。砂漠化の改善は絶対に不可能ではないと期待をさせてくれる事例だ。
だが、アフリカにも、中国にも、オーストラリアにも住んでいるのは日本人じゃない。エゴの塊だけだ。

オーストラリアは日本を捨てて中国に走らず、しっかりと日本と友好関係を維持したまま砂漠化を何とか助けてくれと行って来れば良かったのになあと思う。

おっと、話がそれた。

いずれにせよ、中国の環境破壊はまだまだ進展する。日本は今の中国のような有様の時には激しい活動が起こって改善に進み始めていたが、中国にはまだその兆しも見えない。

毒餃子に代表されるように、一般市民の意識レベルが低すぎて、食品問題などもまだまだずっと続くだろう。そうしたことから障害児の発生率もかつてのような婚前検査などを復活させなければ上昇すると思われる。

中共が崩壊した時には1億人の障害者が残る訳か。どんだけ地獄の世界だよ。