三洋電機が27日発表した2006年4―6月期連結決算(米国会計基準)は、営業損益が25億円の黒字(前年同期は130億円の赤字)となった。太陽電池や電子部品、半導体などを手掛けるコンポーネント(部品)部門の損益が改善。リストラ効果も寄与した。同日会見した前田孝一副社長は「ほぼ計画に沿った線。原価率改善や営業黒字の達成で復活の兆しは示せた」との考えを強調した。
売上高は前年同期比11%減の5041億円だった。「減収の約半分は事業再編の影響」(前田副社長)。ただ、競争が激化しているデジタルカメラの売上高が38%減の269億円に、携帯電話中心の電話機が9%減の826億円に落ち込んだ。携帯電話は「機種切り替えの端境期だった」(同)こともあって特に米国で振るわず、これを主因に北米の地域別売上高は756億円と20%減った。エアコンも不振だった。
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とりあえず無駄をそぎ落としてなんとか黒字に持っていったという感じですね。
この会社もかなり酷い株式発行をやっているので、印象はかなり最悪なのですが、日本航空に比べたら多少はマシな計画でやっているので、その点だけは救いがあるかな。
しかし、松下電器が6年も前に思い切って組織改革を断行したときに、のほほんとしていたツケが一気に噴出している格好ですね。松下は6年を掛けて組織を改革し、商品力を磨き上げての現在です。圧倒的な出遅れは否めず、松下には苦しくても資金力がありましが、当社にはなく、市場に対しても最悪な株式発行をやっているので助けを求めることはもう出来ません。
どうも経営陣の能力が低いのか、創業者一族がバカなのか動きがのろいです。
これと言った商品が無い当社の復活は相当に厳しいと言わざるを得ないと思います。
ちなみにうちのばあちゃんがおいらに相談もなく買ってしまった三洋製の冷蔵庫はあっという間に壊れました(泣)だから止めとけと言ったのに・・・