昔から考えていたことです。
今の三旗塾を作り17年、50代の半ばに差し掛かってしまいました。
今年度から塾の運営は幹事諸氏に任せ、さらにイベント部門、会報部門を独立させました。
ここで出来た心の余力を院内に振り分け、若先生に前に立ってもらうことにしました。
まずは院内で疾患別の予防講習会から始めます。
一切関わらないことにします。5月末から始めます。
私に関わった若い子達は大変です。
師匠が書けない、語れない臨床家は一人前とは言えないと仰せでしたので、その御下知を受けた私もそうあって欲しいと願っています。もちろん臨床家は臨床に長けることが何より本分であることは承知しています。
超えなければいけない山がいくつもありますが、見込んだ者には敢えて山を低くしない方が良いと思います。
私も一般の方に講義したのは20代の終わり、確か先輩に紹介された座間市の寿大学(ご年配の方々のサークル)でした。
今なら絶対にやりませんが、講義内容を2週間かけてすべて記憶しました。(記憶力が落ちたので今はやれませんし…やっても何の意味もありません)、内容のみならず、講義のタイムスケジュールまで決めました。そうでなければあがり症の私は不安でなりません。
最初はこのジョークで2分、15分後にこの話、30分後居眠りが出たらこの体操などなど。
しかしながら、受講者70名強のうち最初から10名くらいの方が寝ています。
ほとんど混乱しパニックに🤯
こんなこと何十回も繰り返しやっと今のレベルになりました。
その点から今の子達は素晴らしい。
明日からお邪魔する衛生学園の教育専攻科の子達など、ときおり会うと、卒業した年から東概を教えています。しかもまだ20代前半。私には神業にしか思えません。
苦労はするかもしれませんが、自分を試す環境を作ってあげるのが年寄りの役目だと思っています。