メイン銀行員と大手銀行員の対応 | 負債140億から生還した三條慶八のブログ

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【メイン銀行員と大手銀行員の対応】


不幸な事が重なり

急激な売上減少と

膨大な赤字を抱えて

相談にお見えになった。


根本的な事業の見直しをしなければ

危機迫る状況であった。

取引銀行へ事業計画の説明に行った。


各行がこの会社経営者を

責め立てていた。


会社の将来はどうなるのですか?

つまり、貸したお金は

どうやって返してくれるのか?

そのことばかり聞いてくる。


長年業績が良く、

地方の地元では有名企業です。

資産もお持ちですが、

海外での損失が

会社の存続を揺らがすものだった。


銀行に責められた経験のない

真面目でおとなしい経営者だから

銀行から責められて

かなり精神的に参っていた。


会社の将来像を描けるまで、

耐え凌いでもらった。


メインの地元一番の地銀に説明に行った。

完全に海外事業を撤退して、

主力業態の転換を図る話をした。


メイン行としては、

今までの付き合いがるから

撤退する決断は迫れなかった。

今回の勇気ある決断を好意的に捉えて、

全面的な支援をしてくれる約束を得た。


ところが大手行の銀行員は、

今後の事業の支援をする話でなく、

担保になっている定期を

先に返済に回してほしいとか、

積み立ての預金を解除しないでくれとか

自行の都合の話ばかりしてくる。

頭の中が回収しかないような対応である。


メイン行でないし、

他行とのバランスがあるので、

御行だけを特別には行きませんと

ハッキリ言うと黙り込んでしまった。


銀行員は基本的に責めることは慣れているが、

責められる事は無いので弱い。


この地元ではメイン行の力が強いので、

メイン行を全面的に味方にして

他行の勝手な動きを止める策を選択した。


上手く交渉が進みだすと

経営者にも笑顔が戻りだした。


株式会社 Jライフサポート

        三條慶八

http://jlifesupport.com

■『会社と家族を守って借金を返す法』(フォレスト出版)
第1章ダウンロードプレセント
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■資金調達・返済の銀行交渉術

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