王将のラーメンが旨いという父。 | さんでんじのこころ

王将のラーメンが旨いという父。

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久しぶりに私は父と一緒に、餃子の王将に行った。父は迷わず、ラーメンを頼んだ。私は、チャーハンだけ。野菜嫌いの父にとって、野菜がたっぷり入っているラーメンは好ましいんだけど、私自身はここのラーメンがどうも好きにはなれない。なんというか、出汁の味が強すぎて、味加減も辛すぎて、アラカン、つまりアラウンド還暦の私には、舌が合わないのだ。ひょっとして、この味は化学調味料、なんて思ってしまう。しかし、父は、そのラーメンをおいしいという。父はもう90歳。その父がおいしいと言って、私は辛すぎると感じるのは、いったいどういうワケなんだろうか。

最近は、どうなのか知らないが、父は料理に頻繁に味の素を使っていた。あの、キラキラと結晶が輝く調味料です。自分で作った味噌汁に、おひたしにパラパラと振りかけていた。なので、出汁が濃くないと満足できない体質になっているのかもしれない。醤油をかけないかわりに、味の素を大量にかけているのだ。味の素というのは、グルタミン酸ナトリウム。つまり、カラダの中にはいると、胃酸と化合して、塩化ナトリウム、塩になるのである。

そんなわけで、妻は、できるだけ化学調味料はつかわない。うどんはカツオで出汁を取り、鍋は昆布で出汁を取る、という感じです。で、王将に限らず、ザめしやにいっても、出汁が辛いと感じるようになった。ガストでも、ココスでも、やっぱり出汁が辛い。やはり、昆布や、かつお節や、いりこを使って、丁寧に出汁を取ると、コストがかかりすぎるのだろう。それでも、ザめしやのような大衆食堂的なカフェテリアには、結構高齢者のご夫婦が食事しているのを見かける。その味付け、そのお汁、辛くないのだろうか。私は、外食をできるだけご遠慮したいんだよね。どこもかしこも、外食の味は辛すぎますって。ま、若い人はいいんだろうけど。58歳の私には、ちょっとつらいのですよ。