平井駅の次は亀戸駅である。
旧中川を渡ると、大きな公園がある。
亀戸中央公園というのだそうだ。
以前は日立製作所亀戸工場。
ずいぶん広い敷地だったのだと思う。
昔は、都内にこのような大規模な工場がたくさんあったようだ。
それらはほとんどすべて移転し、大公園か、下水処理場か、大マンション群になっている。
亀戸駅は、貨物線(今は貨物は運ばないで、保線用のレールを運んでいるとか)が分岐している。
そうそう、曳舟の方から東武亀戸線が来ていた。
今は、立派なエルナード(えっ、今はアトレか。ここもアトレだ)ができているけれど、昔は本当にうら寂しい貨物ヤードの端っこのホームだった気がする。
木製の屋根だけがあるプラットホームで、冬場はものすごく寒そうな感じのする駅だった思い出がある。
もう1970年代以前の話。
都電もなくなって40年近く。
それでも、活気のある街である。