奥多摩 御岳山で ブラ媚散歩! ① | 三代目 緋藻汎亭 媚庵

 6月

 

梅雨に入る前に、どこか遊びに行きたいねぇ

 

 以前、秩父の三峯神社へ行った時に『お次は御嶽神社かな』と思ったのが頭をよぎり、では早速に!

 行きましょう!行きましょう!

 

三峯神社と御嶽神社

つながりはオオカミ。オオカミと言っても狼というより大神の方が姿を現しているかな

 

 御嶽神社へはJR青梅線の御嵩駅からのバス利用が便利でございます(人数がまとまればタクシーも)

バスで到着するのが

 

 ロープウェイ駅でございまして、ここから一気に山上に。

ロープウェイ、関東屈指の急勾配だそうで、たしかに、窓の外を流れる景色は(木々がほとんどだけど)斜め下に流れていくのでございます

 

 これは山麓駅。こんな感じでございますが

 おお!このパースペクティブ!

 山上駅で見降ろした景色は ・・・ 昔見たテレビ番組の【タイムトンネル】!?

 

  まあ、いいか

 

ロープウェイを降りて、山上駅からこっちの方に行くと、天気が良くて眺めが良いと都心の東京タワーやスカイツリーが見えるそうでございます。信心薄い媚は天候に恵まれなかったから、都心方面を霞んで眺めただけでございますが

 

 その。信心浅い媚だから、駅舎前にあったコレについて聞いちゃうよ!

  この中でイチバン ・・・

 

「ねえねえMappy !

 

山上駅前にあった顔出しパネルで、左のコノハナサクヤヒメノミコトと右のオキナガタラシヒメノミコトは顔出しなのに、真ん中のイワナガヒメノミコトはそうじゃないのは、・・・ なんで?」

 

 博識のMappyさんはご存知かもしれませんが、ごくフツーの、神社にお参りして御朱印を頂いて、コレで御利益があるだの(ないよ!)、参道の階段がきついからエスカレーターにしろ(賛成!)だのという、その神社に祭られているカミサマの謂れや出路を知らずに参拝する神社ボーイ・神社ガールのナンと多いことでございましょう

 

 ・・・ っって ここで

 ドドンブルー音符

 「何々だから~っ!」 なんて教えてあげないのが当辺境のブログでございます

 

もう! イイから、お出掛けお出掛け!

 

 道中、これまたアレでございますが

神代欅と名付けられた、間近で見たらソリャあデカい欅の下をくぐって ・・・

 (これまた、千年欅とのこと。この春先に伺った福島の千年枝垂れ桜から、なんか、千年ものの老木詣でが続いております

 

 鳥居をくぐり

 

 随身門をくぐって

 

拝殿にたどり着きます。

 狛犬さんが、三峯神社同様に、どうもヤマイヌをモチーフにしているようでございます、が

 ・・・ 諸説ございます ニコニコ

 

本殿がコチラ。千木や鰹木から男神をお祀りしていることが分かるのでございます。 んがっ!?

 その。本殿の御参りを済ませて、摂社・末社にお伺いいたしますと

こちらが 【大口真神神社】でございまして、おそらく、おおもとはコチラが御主神だったんじゃないか?と思うのでございます。大口真神とは、そのものズバリ、オオカミのことでございます。

 

 武蔵野国の鎮守でございますから、むかしむかしから、多くの参拝者がここを訪れてきたのでございます。

その目的が、『来年の田畑の作付けは、どうするのが良いのか。神託を聞きに行こう!』というのが目的でございます

 そうなのでございます。毎年の作付け吉凶を占うのがここ御嶽神社の役割でございます

そう思って,コチラに祭られている神々の御名前を改めて伺いますと

 ナンでございましょうかねえ!神社は男性造りでございますが、コチラに祭られているカミサマの多くは女性でございます。女性を祀るのは世界中のどこでもあることでございまして、豊かな実りを其処に見出すのでございます

 その実りを荒らすイノシシやクマ、サルだのシカだのを捕食するオオカミが神格化されて、一緒に祀られたのでございますかね。

 

 んで・・・

 

武蔵野国のあちこちから毎年神託を伺いにくるのでございますから、そりゃあ、神前の町々だってそれに備えますよね。富士講の御師様同様に、御嶽の御師さん方が宿を提供したのは想像に難くないのでございます

 毎年、アチコチの集落からご神託を伺いに・・・

と、きたら。

伺いに来るのは若い衆でございましょうから、それを接待するのは・・・

 

 ああ! NHKの番組じゃぁ放送できませんねぇ!