読書の楽しみ 図書館通いの悦び | 三代目 緋藻汎亭 媚庵

隠居暮らしをはじめ三月目になりまして、まあ、やっと馴染んできた・・・なんてえのは嘘の皮。

元からズ~ッとグータラしておりましたので、一般的な『退職後、燃え尽き症候群』なんぞはハナからございません。いや、むしろ。奥さんに【濡れ落ち葉】って疎まれる様なオトーサンになれない媚は、ただの半端モノのでございます。


公営図書館。

媚んトコだと市営でございますが、改めて通いつめますと大変面白うございますな。知的ワンダーランドでございます。

以前から、同年代の方よりは足繁く通ってはおりますが、通うたびに発見がございます。

今風に。

SNSで何かを検索しようとすると、そのサイトのベクトルをもって、それなりの、言ってみれば期待通りのサイトにたどり着くことでございましょう。

だけど図書館だと司書さんの分類で配置された書物どもが、『私』とは違う配置・分類で棚に並んでおります。はあっ?なんだこれ?とか、おお!こう来たか!!っつうのもございますが、大抵は作者の名前順でございますな。

自分じゃ選ばないだろうなあ!ってえいうのを敢えて選んでみたのが、この数日読んでる本でございます。作者は金原ひとみサンと綿矢りさサンでございます。

敢えて読み始めましたが、・・・読み難い!ってえのはナンでだぁ!と自問自答いたしましたが、コリャ恐らく、一人称で書かれている文章に慣れていないせいでございましょうね。

一人称の文体ってえのは、どうなのかなあ。御婦人にはナンの支障もなく書けるけど、オジサンには書けないんじゃあないかなあ。

でも、金原さんも綿矢さんも今やトップライターでございますから、一般的には読み易いのでございましょうかねえ。


   某カナチャン!どう分析する?