コロナ禍の外出禁止令が解除されて一番最初にしたかったことは、子どもの歯医者探し。

私の父親が歯に厳しい人で、幼い頃から毎月歯医者に通わされ、歯列矯正は小学生の1期、中学後半から高校前半の2期(留学の為に完了まであと一歩のところで外す)、大学で3期、ととんでもなく長い間やりました。

矯正をしてる間はとにかく面倒でしたが、歯が正しく並んだ後は歯磨きがやりやすく、また歯科通いが習慣化していて、今のところ虫歯ゼロで過ごせることは、父に感謝しかありません。

社会人になってから歯列矯正した夫も私自身も、顎が小さく一つ一つの歯が大きく、遺伝的に矯正マストな我が子たち、特に長女は5歳まで指しゃぶりをしていたために歯並びがガタガタで、日本の小児歯科の先生に矯正開始のタイミングを相談した際には、乳歯と永久歯が半分ずつになったくらい(7歳から9歳ぐらい)が良いといわれていました。

小児矯正(1期)は2年ぐらいかけて口の中にスペースをつくり前歯の永久歯のみを揃える作業なので、同じ歯科で診てもらえる方が良いと思っていて、8歳でチリ渡航が決まりチリに着いたらすぐ始めるつもりでいましたが、コロナでそれどころじゃなく、このたびようやくようやく、開始しました。

海外生活で医療といえばまずは知り合いが通っているとか紹介とか、になると思うのですが、、、えーっと、私、こちらで日本人のお友達がほぼいません。。。(絶賛募集中。)
唯一友人と呼んで良いのか?夫の会社の先輩の奥様が一人いらっしゃるのですが、その方もその方の周囲も、うちの長女よりお子さんが小さく小学生向けの矯正歯科の情報は得られなくて。。。

結局、いつもいろんな情報が飛び交っているFacebook上のチリ在住の外国人向け英語掲示板に、「○○エリアで、小学生の矯正歯科探してます!お勧めありませんかー?」と書いてみたところ、あっという間に5つの矯正歯科の情報を手に入れることができました。

皆さんなんでそんなに優しいの?というぐらい丁寧にお勧めポイントやら歯医者さん個人の連絡先まで書いてくださったり。
うち一つは、私自身が矯正歯科医です、というものまで。

結果、そのうち3つに連絡を取り、見積もりのためのアポをとって、娘を連れて検査に。

ここでチリの病院の分業制にびっくりします。日本では矯正歯科でレントゲンや通常の歯科もやってくれると思うのですが、チリでは矯正歯科は矯正処置のみ、矯正の見積もり出すなら骨格の成長を見ないといけないので、△△の施設でレントゲンとってきてねー、あとクリーニングもしてきてねーっと言われ。。。


最終的に通う矯正歯科を決めるまで、あっちこっちの病院施設に娘を連れまわし、2カ月かかりました。。。ふぅ。

3つから出てきた見積もりは、日本円で10万円から35万円程度と差が大きかったのも驚きで、同じぐらいの質の設備で一番安い矯正歯科に決めました。
どの矯正歯科もとても親切に対応してくださったので、見積もりを取った後、お断りするのが難しくて、夫が値段にウルサイからということで夫のせいにしてお断りしました。笑
(駐在員(家族)の医療費は保険でカバーされる部分が多いのですが、矯正は日本と同じく保険適用外で自己負担です。※夫の会社の場合)

私が矯正をしていたときから基本的な技術は変わっていないようですが、口の中にいれる器具は好きな色で作ってもらえたり、大人にはマウスピース矯正ができていたり、ちょっとずつ変化しているのを見るのは嬉しいです。


せっかく始めたから(大金払ったから、笑)、、2年間は、転勤がありませんように。。。。。

秋の足音が聞こえてきて、夏を振り返ったら、8月は1ヶ月に3回海外出張するという自分人生新記録?を樹立、9月になってからも日付が変わるまで会社にいたり、こんなに仕事をしたのは初めて。

結局、夏休みはとれないまま、今年1月からの有休実績は3日。。。
12月までに計14日間とらないといけないらしいけど、どこの世界の話なんだろう。まったく。。。

と、愚痴グチいいながら、無理です!休みください!仕事減らしてください!と言わないのは、たぶんそれなりにやり甲斐があって、この仕事が好きなんだろうなーっと。

それでも、どんどん成長していくムスメに、いまこの瞬間、向き合いたい、という思いが日に日に強くなってきて。

関西の実家にひとりホームステイしていた10日間の夏休み、毎日元気で笑顔で過ごしたのに、お迎えにいった新幹線の駅で、私を見つけるなり全速力で走ってきて泣きじゃくる姿は、まだまだ5歳なんだなーと。

保育園でお世話になってるバレエとピアノのお稽古、楽しんでやっているかと思っていたら、急にやめたいと言い出したり。
○○ちゃんママはみにきているから、ママもみにきてほしい、ママがみにきてくれたら、やりたい、と。
あー、そういうことですね、ハイ、私は全く見学に行ったことがなかったです。オカン、反省です。

保育園のお迎えはオットと私とシッターさんが3:1:1ぐらい、唯一私が迎えに行く日は、保育園から自宅までの2分の距離を、だるまさんころんだやグリコじゃんけんをしながら帰る。
こんな時間は、来年小学生になったら、もうないんだろうなーと噛み締めながら。。。

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クールなムスメは、ランドセルを一瞬で決めて。
私はそろそろ学童を決めないとまずい。

食う寝る遊ぶの保育園と違い、子どもの精神的拠り所として相応しい場所はどこだろう。 

いくら設備が良くて外国人先生がいても、賢そうな習い事をさせてくれておやつが手作りでも、結局、学校での悩みごとを聞いてくれるのか、宿題で戸惑ったときにどんな声かけをしてくれるのか、集団と違う行動をとりたくなったときに見守ってもらえるのか、ムスメと一緒に過ごす人、で判断したいと思うのは、贅沢なのかな。。。


今年の2月から、アクセル全開で走り続けた仕事は、まだまだ終わりが見えなくて、でも、そろそろ自分の意思で、バランスを変えてみたい。


悩んだときは、勇気がいるほうの選択肢を選ぶ!!!

また海外出張に。。。
家事とムスメはオットに託し、寝不足のカラダにムチを打ち。

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相変わらず面談相手は女性マネージャーばかり。そしてそして、皆が皆、ワーキングマザー。

会食になれば、今夜は誰が子どもを見てるだ、サマースクールはどうしてるだ、中学からは全寮制のこんな学校と盛り上がり。
東京ではまだマイノリティーな世界が、普通に存在してる。
その刺激が、この仕事のモチベーションのひとつでもある。
会食で、今回の私の出張が前日に決まったことをボヤいていたら、同席していた一人が全く同じ経験があると話してくれて。

クライアントのトラブルで、急な出張を指示した彼女の上司(50代女性副社長、息子は米国留学中)は、出張指示と同時に「明日、あなたの娘は、私が預かるから!」と言い実際に彼女の娘は泊まりでお世話になったのだと。そして彼女は、ミッションを無事遂行し、今もそのときのクライアントと関係が良いのだと。

話しを聞いて、なんだか、ブルブル。

この彼女の上司は、私の交渉相手でもあり、毎回厳しいオーラがバンバン出て怖いんだけれど、部下への、愛にゾクゾク。

すごいな、こんな上司の下で働けるっていいな。
羨ましいな。

私は、今までも、たぶんこれからも、そういう環境には縁がないかもしれないけれど、でも、私がこれから、そんな存在になれたら良いな。

50代まで今の仕事の延長にいるとは思わないし、部下がいるかどうかもわからないけれど、ただ、素直に、私も、彼女みたいに、相手の状況をきちんと把握して的確な指示ができる上司になりたい。

そんなことを考える33歳、最後の夜。

今年こそは家族と過ごせるかと思った誕生日、一人でホテルで、走って、お風呂に浸かって迎えるのも、きっと、悪くない。

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33歳の備忘録。。。




二週連続の海外出張へ。

ついこの前二ヶ月連続でヒーッと言っていた気がするけれど、ワタシもムスメも慣れてきたようなこの頃。
地球儀を見ながら「あしたからどこ?なにごをはなすくに?ママ、はなせないじゃん、どうするの?おみやげは〇〇ね!」という会話が、定番の会話。

先週今週はワタシ、今週来週はオットの海外出張、なんとかズラしたかったけれど難しく、結局、義母泊まり込みという魔法の手を借りて、仕事する我が家。

なんか違うよなぁ、これが当たり前だと会社に思われたくないな、というのが本音。。。

ただ、ムスメと義両親が心身ともに健康でいてくれて、こんな私に仕事をくれる環境には、感謝しかない。

ムスメが朝の水やりを担当する朝顔。つぎ、ママとパパが帰ってくるまでに、いくつ咲くかな〜

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シャンパンを注入して、いざ、気合い!!!

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夏休みの予定が立てられないワタシ、7月以降は出張が続くというオット。

急に、ムスメと二人で旅に出る!と、いつも旅行の手配はワタシに任せっきりのオットが、はじめて最初から最後まで自分で予約して、父娘旅行に行ってきました。


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私は未経験のシンガポール。 
ミーハー的には行っとかなくちゃの、あのホテル。一番お安い部屋だったのに、49階とか。。。
いいなぁ。。。


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動物園に行き、

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お決まりのポーズして、

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駐在中の義兄家族にお世話になり、、、

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それはそれは、二人で楽しい旅だったようで、何よりです。


5泊6日、仕事(と週末エステ)に溺れたワタシ、それはそれで贅沢な時間だったのですが、自分がいなくても親子旅が成り立っているのがなんだかやっぱり寂しくて。。。
母親というのは、なんとワガママな人種なんだろう。

成長を見逃さないように、ちゃんとムスメに向き合っておかないと、考えた日々。

さぁ、6月終了!

この夏の仕事は初体験ばかり、だからどっぷり楽しむのだ!!

そして、仕事の合間はがっつりムスメと遊ぶのだ!!!











2泊3日、30度超え湿気ベタベタの香港出張。

行ってよかった。
苦しかったけれど、自分に向き合えたような。

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今回の面談相手は全員女性。
なかなか珍しい経験。

明らかに欧米系ビジネススクールMBA、腕から下のゴージャス感が半端ない、わかりやすい感じの香港エグゼクティブたち。

見た目じゃない、仕事の中味だ、と自分に言い聞かせつつ、毎度出張にユニ○ロ上下で臨み、爪がボロボロな私は、なんだか肩身が狭い。

住み込みのお手伝いさんいるんだろうなー、美容院とエステは隔週だなーと、勝手に妄想しながら、負けてたまるか!と交渉を進めて。

私には足りないスキルがありすぎて、でも、得意な分野もわかっていて。

行きのフライトは、あーしんどいな、なんで受けちゃったんだろうと苦しさでいっぱいなんだけれど、帰りのフライトは、充実感に満たされて。
特に今回は、世界有数の貿易中継地、おカネと情報が集まる香港の街にパワーを貰った感じ。


金曜午後2時羽田着陸、3時に出社、5時半退社、6時にムスメピックアップして、6時半から駐在時代のお友だちとご飯。

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香港で刺激を受けたまま、イングリッシュナイトになり、もうちょっとムスメの教育を頑張らねば、、、とあらためて考えた夜。

さぁさぁ、どうするかなー。
今週月曜、あさってから行けるか?と聞かれ、行けます!と言ってしまった。。。  

ので、いまから、また出張に。。。

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羽田のこのラウンジ、初めてですが、ご飯が美味しくて、景色が良くて、最高です。



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ゴールデンウィークのこと、ムスメの小学校選び、書きたいことがたんまりありつつ、、、ブログ書くまで元気がない日々が続いていて。


仕事がちゃんとできてる自信もなくて。
でも、こんな私にお声がけいただけるならば、なんとか期待にこたえられるように。


フライト5時間、あつーい国へ。 

さぁ、がんばろう!!
オットが帰任して1ヶ月半。

帰任内示を聞いた翌朝、空の色が違って見えた。
目に入る世界の色が違ってた。

あの感覚は、それはそれは不思議で、たぶん、ずっと、忘れないんだろうなぁ。。。

約3年間の母娘生活で、子育てに関わることは、全部自分でやってきた気がしていたし、自信があったのだけれど、やっぱり、しんどかったんだな。

見えてた世界は、グレーのフィルターが、ずっと、かかっていたんだな、と。


朝の保育園の送りは、ほぼオット担当に。
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平日にムスメの髪を三つ編みできる日がくるなんて、全く想像できなかった。


土曜日の習い事の間に過ごす、お気に入りの場所に、オットが一緒にいる。

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慣れない、恥ずかしい。。。



二人暮らし仕様の生活空間に、(お手伝いさん付き生活をしていた)大人男性がひとり増えると、洗濯物も食事準備も、タイヘンすぎる。。。

が、最近、ムスメが可愛くて可愛くて仕方なく思えるのは、きっと、オットが家にいてくれて、私の気持ちにゆとりがあるからなんだろうな。

ママーっ!あっ、まちがえた、パパー!!

としょっちゅう言い間違えるのは、そろそろ、なくなってくるかな。。。

  



元気で、帰ってきてくれて、ありがとう。
おかえりなさい!!!





ふぅ、やっと言えた。









縁あって(と勝手に思い込んでる)今から12年前に初めてお目にかかった憧れのayakoさん、そのときも今も才色兼備ぶりは相変わらず。

今回のポスト、記事のセレクトしかり、ご自身に対する冷静な分析しかり、涙でちゃいました。。。

私が、いま、すごく苦しいことの理由のひとつも、男社会の会社の中で、常にひとり女子として扱われてきた10年余り、自分でいうのもなんだが、チヤホヤされてきたからなんだろうな。

得したことが多すぎて、この年齢、役職になって、その武器を使うのはNGと気付きながら、捨てきれずにいるんだなぁ。。。

先日の出張時、ふと気づいたら、やっぱり私は、男社会にいて、思わず、プロジェクトチームの後ろ姿を。。。 

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ただ、間違いなく、時代は変わってきていて。

私なんかは、オイシイ思いをさせてもらった最後の世代なのかな、と。

昨日も今日もやっぱり仕事はしんどくて。
でも、でも、エキサイティング度は、半端なくて。

さぁ、明日も頑張ろう。
昨晩の夜間保育お迎えは、22時。

オットが帰任しても、ベビーシッターになるわけではない。

なぜ、急に行けと言われた出張に行くんだろう。
日付が変わった頃に届くメールに、返信するんだろう。
睡眠不足の毎日を送るんだろう。

もう一人の私が、そろそろやめたら?と、囁いてる。
そんな無理しなくていいじゃん、て、言ってる。

でも、やってしまう。


その仕事を乗り越えたら、新しい世界が見えると、信じてるから。
信じていたら、そうなるから。


ただ、それだけ。

ふわー。