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論文での仮説思考現在プロジェクトと並行して修士論文も進めなければならない。 大学生のときは大学の勉強にはあまり興味がなく、卒業論文というものを書いていないため、今回新たな試み。日本のときはこうだった、というギャップを感じずにすむという点ではよいかもしれないが。 修士論文の主なコンテンツは、 -Executive summary -Introduction -Literature review -Methodology -Findings -Interpretation of findings -Conclusion and reccomendation といったもの。 Literature reviewは、対象分野の文献(本, Journal, internet等々)、過去のリサーチをサマリーしてどんな理論やモデルがあるのか、といったことを書く。クリティカルにやるように、ということで1つの見方だけでなく、相対する理論を出したりしていくことになる。 ただ、最終的にはRecommendationも理論によってサポートされなければならない。ということは、ある程度Recommendationがどんなものになるかあたりが付かないと、どのあたりの文献を探ればよいかわからない。片っ端から読んでいくというやり方もあるが、時間がかかるし、あまり効率的ではない。 Recommendationを検討するに当たっては、プライマリデータ(インタビュー、アンケートなど)をもとにしなければならない。今回の場合はインタビュー。 インタビューやアンケートをするためには、いきあたりばったりで色んな質問をして情報を集めるというのではなく、何が問題で、どんなRecommendationになるかをサポートするようなデータを取らなければならない。 ということで、また最終系のイメージを持っていないと、質問が作れないということになる。 結局、はじめにぼんやりレベルでも結論に対する仮説を立てないと話が進まなくなる。 で、最終的な結論をぼんやりとでも持つためには、色々読んでアイデアをつかまなければいけない、ということでLiterature reviewに戻るのである。実際はざっくり大まかなアイデアを得るためのReadingと、本格的なLiterature reviewを別物と考えればよいのだろう。でも、作業が無駄にならないようにLiterature reviewに使えるようにそれなりのメモは残したりはしつつ。 これが仮説思考と言われているものだと思うのだが、いい練習になるかなと思って初めの1週間程度ざっくり情報を集めた時点ででクライアントの問題点と、それに対する解決策の仮説をノートの一番上に先に書いてみた。意識的にやる、という意味で。 実際、ITの仕事をしていると、システムトラブルなんかがあったりする。大抵トラブルは緊急でお客さんからのプレッシャーもあるので、そういうときは一から順にマニュアルやプログラムを見るようなことはせず、2つ3つ、怪しいところの辺りをつけて、そこを探っていくというプロセスをとる。これも仮説思考だろう。実際こっちの方が手っ取り早く解決にたどり着けることは経験からわかる。 今回はもう少し大掛かりな作業なので、仮説が完全に的外れだと文献探し直したり、最悪インタビューやりなおしみたいなことになりそうで多少勇気がいる面もあるが、感想としてはそんなに大ハズレはしないものである。 この辺がRecommendationになるだろうといくつか持っていった案の中には見事にインタビューで反証されてしまったものもあるが、それを元に新たなアイデアが出てきたりして、それをまた次のインタビューでぶつけてみて、というように、今のところこのプロセスははうまくいっているように見える。これが仮説が進化する、と言われているやつかなと思いながら。 こういった、色んなアプローチを気軽に試してみることができるのもMBAのメリットだろう。 考えてみるとStrategyモジュールでも最後のレクチャーで似たようなことを言っていたなと思い出す。理論ベースに順を追ってロジカルにStrategyを立てる、という方法はひとつのやり方だが、実際のビジネスでは経験からおおよそ答えがわかって、それをサポートするために、または人を説得するために理論やフレームワークを使う、というやり方が多いと。 こうして色んなことが頭の中でつながる感覚はMBAをやっている過程でしばしばあるのだが、面白いものである。
Interviewプロジェクトのタスクとして先週からインタビューを開始した。 対象はクライアントの社員。できるだけ違う部署、違う国のオフィスの人たちとインタビューしたかったため、まず直接やりとりしているクライアントの責任者の人に社内の人を何人か紹介してもらって、さらにその人たちに紹介を依頼して、と多少手間取ったがようやくスタート。 水曜にクライアントオフィスに行って3人、木曜電話会議で3人、金曜×1で昨日今日でまた1人ずつ。 英語でのインタビューは不安要素の1つであった。 そもそも一言めって何言ったらいいんだ?Nice to meet youは電話ではおかしいよな?とか、そんなところからはじまり、ネットで一般的なフレーズを調べたりして。 やはり早口の人やもごもごしゃべる人では多少苦戦するが、いまのところ何とかそれなりに情報を集められている。 基本的にすべてを理解することはできていないが、70%~80%程度は理解できているだろうか。人によっては60%程度しかわからないこともあったが。インタビューしながらPCでノートをとっているため、書いている間に話を見失う、ということもしばしば。 あらかじめ質問を用意しているので、60%程度しか言っていることがわからないときでも、その場は流して次の質問を振るという逃げ道があるため多少助かっている。 たまにクライアントからジョークが飛んでくることがある。最初はすかさず愛想笑いでしのいだりしていたが、最近はわからないものはもうそのまま"ok"とか言って流してしまうこともできるようになった。 レコーダーで録音しているのでわからないときはあとで聞き直すこともできるが、時間がかかる。 あとは、日本語で仕事しているときと比べて、沈黙が怖い。自分が質問して沈黙があるとうまく伝わってないのか?と思って変に補足しようとして余計ややこしくなってしまうことがしばしば。今日はシンプルに質問して、多少沈黙があっても相手に聞き返されるまで我慢する、という練習を。実際そんなに聞き返されなかったので、多くの沈黙は単に考えているだけなのかもしれない。 当初はゆっくりしゃべってくださいとあらかじめお願いしようかとも思ったのだが、英語の練習になるのであえてこのままで。 もうそろそろ当初予定していた10人に届きそうなのだが、1回のインタビューに1時間もかからないし、英語の練習と考えるとタダで、それなりの緊張感を持ってできるのでもう少しセットしてやろうか、とも考えている。 また単純に彼らの話を聞いていると面白いということもある。先日デンマークオフィスの人に電話でインタビューをしたのだが、デンマークとイギリスのカルチャーの違いの話が出てきたので、もう少し詳しく聞いてみるとデンマーク人はなんでもストレートに話すし、ミーティングでも単刀直入に本題に入っていくが、イギリス人はメールにしても初めの数行は丁寧な挨拶からはいって、と本題に行くまで時間がかかるとか。我々日本人からみるとブリティッシュも十分ストレートだけど、という話をしたり。 いずれにしてもインタビューはそろそろ終盤。次はインタビューの結果を元に、次のステップを考える作業へ。
気分転換の位置づけ土曜日は日帰りでLake districtへ。 きれいな景色の中で大自然に囲まれてリラックス。特に目的なく歩いてるだけでも気分がいい。 そういえば、こういうのを楽しめるようになったのは多分働き始めてからだと思う。 10代くらいのときは、特に目的なく、ただ自然がいっぱいで景色がきれいとかいう理由で旅行する意味があまりわからなかった。スノボとかのついでに、いい景色が見れたりリラックスできる場所があったりするのはいいとして。 同様に、温泉のために温泉旅行に行く人の気持ちもわからなかった。温泉はどこか行った帰りについでに寄るものだと。温泉なんて正味30分程度で、そのあと何するの?のんびりするなら家ですれば?とか思ってた。いまは違うけど。 きっと、普段の生活と全く違うことをしようという心理がどこかで働くのかもしれない。 仕事が忙しいときに、それを忘れるためにそういうことをしたくなるのか?そういうパターンもあるかもしれないが、ちょっと後向きな感じがする。仕事は(-)、週末は(+)で中和というような。実際はそんなときもあるだろうけど。 どちらかというと、仕事は仕事で楽しみながら、それとは違ったタイプの楽しみを、どっちも(+)というスタンスでいられるとよいなと思った。
Last challenge授業もレポートもひととおり終わって、現在はSummer project。 キックオフからは1ヶ月近くたってしまったが、初期はアサインメントやグループワークに時間を取られていたが、ようやく本格的に。 プロジェクトのクライアントは某化学系企業で、内容はChange management関連。 Change management, cultural changeといったソフトなトピックの難しさもさることながら、個人的には1人で、英語でプロジェクトをやるというのが1番のチャレンジ。 これまでベンチャー企業のビジネスプランを作るNew Venture Challenge、より規模の大きい企業へのコンサルティングを行うConsultancy challengeと2回、UKのクライアントに対してプロジェクトをやってきた。 New Ventureは4人、Consultancy challengeは6人チームでやっていたので、やはりクライアントとのコンタクトポイントや、ミーティングをリードしたりインタビューを進めたりという部分は英語に不自由のないメンバーが中心になっていた。 ミーティングの中で何か聞き取れないことがあったりしても、あとでメンバーに聞けばよいという感覚もあったのだが、今回はすべて自分でやらなければいけない。 MBAの最後にいいチャンレンジの機会を得たなと感じる。 最終的な提案内容も、過去2回のプロジェクトは正直自分が中心で作り上げたという感じではない。もちろんパートによっては自分がメインでやったところもいくつかあるが、全体の構成に関しては英語に問題のないメンバーが大まかに出してきたものに対して、ここがおかしいとか、ここをこうした方がいいとか、口を出すようなスタンス。 今回はアプローチも最終レポートもすべて自分で決めて、自分で進める。うまくいかなければ100%自分に原因があるので、何ができてないかを知る非常にいい機会。しかもリスクフリーで。 MBAに来る前に、仕事でこういう未知のチャレンジを与えられると、結構プレッシャーを感じることがあった。もちろん多少のワクワク感はあったかもしれないが、どちらかというと、「うわー、今回のはヤバそうだなぁ」とか、「ホント行けるか、これ」という汗がでるような、一瞬力が抜けるような感覚が初めにきて、それから、よし、逃げられないしやるしかない、と。結局追われるように、なんとかやりとげると、あとから振り返るとかなりいい経験だったと思えることが多い。 しかし、今回はなぜかあまりプレッシャーはない。どちらかというと自分主導でやりたいようにできることと、どれくらいのことができるか試せることに対する期待の方が大きい。 これはMBAに来て1つ変わったことかもしれない。見たこともやったこともないタスクに対しての許容度が上がったというか、抵抗が減ったというか。何かよくわからないし、作業のイメージも全然わかないけど、まあとりあえずやってみるか、というモード。とりあえずとっかかりを見つけて、試行錯誤していれば何となくやることは見えてくる、という自信、というほどではないかもしれないが、まあ最終的には何とかなるだろうと思えるということ。 ファイナンスやマーケティングの知識なんかより、こういう小さな変化がMBAにきた大きな価値の1つだと思う。
MBA from 南アフリカ南アフリカのStellenboschというところのMBAの学生たちがLancasterを訪れた。 短期のExchangeみたいなものだと思うのだが、火曜の夜に彼らにLancasterを案内するというイベントがあり参加してきた。 大学から川沿いのいい感じのPubへ移動し、その後もう1件別のPub、最後はクラブへ。翌日9時からレクチャーだというから軽く飲んで帰るのかと思っていたら、40オーバーの彼らが口をそろえてdance danceと。みんなパワフルだ。 彼らの多くはPart-timeプログラムで年齢も見たところ平均40くらいか。こういった人たちと話していると面白いものだ。 はじめに話していた彼は医者歴20年で病院を経営しているとのこと。そこからMBAで勉強しようという行動力はすごいなと思う。そんな見た目もまじめそうな彼も最後には汗だくで踊っていた。 そのあと話した建設関連の仕事をしている結構年配の人は、Part-timeで3年のプログラムをやっていると。Part-timeは仕事をしながらMBAを勉強しているので、MBAは実際仕事に役に立ってる?という話を聞いてみた。彼が言うにはいまプログラムの終盤でまだDegreeは取っていないが、3年間で3回promotionできたらしく、MBAで身に着けた考え方は大いに役立っているし価値があると主張していた。 また彼は日々のReflectionが大事だということを言っており、Lancasterからは物理的にだいぶ離れたところでも似たようなことを考えて実践しているものだなと思った。 勉強したことをすぐに仕事の場で試せるというのは、part-timeの価値のひとつかもしれない。 いずれにしても、こういう多様な人たちと話をして、何かを感じるというのは貴重だ。
チキンスープ以前何となくスーパーで缶詰のチキンスープを買ってみた。 だいたい作れるもののバリエーションがかなり少ないし、ないよりはマシかな、くらいの気持ちで。 昨日試してみると驚愕のまずさ。これ売るか?という感じで。久々にイギリスの底力を見た。 となりで食べてた台湾人にコメントを求めると、「ドッグフードの味がする」とのこと。 なぜその味を知っているかはあえて聞かなかったが、おおよそこんな味なのだろう。
On campusLancasterMBAでは多くの人はキャンパス内の寮に住んでいる。 これが結構よい。 今日の午後は、キャンパス内のピザ屋でコーヒー買って飲んでいたら、ちょうどドイツ人Mが昼を食べにきたらしく、そのまましばし雑談。 その後マネジメントスクールで少々勉強。夕方フラットに戻る途中に日本人SさんとブリティッシュAに遭遇してしばし雑談。 その後、夕食を終えて、たった今も、自分の部屋から徒歩1分のコンピュータールームに用があって行ってみると、横のbarで飲んでるクラスメイトに声をかけられる。 ふらっと言ってとりあえず座ってしばらくしゃべってると、またそのうち別の友達もふらっとやってくる。プロジェクトやアサインメントの話から、誰がいつごろ引っ越すか、なども最近よくでる話題。 特に授業も終わりオフィシャルに顔をあわせる機会が減ってしまう状況で、みんな近くに住んでるというのは結構いいものだなと、改めて思った。
環境を変えると集中できるのはなぜかPerformance Managementのアサインメントを今日提出して、これで全アサインメント完了。 今回のアサインメントはざっくり言うとA4×1枚のケースを読んで、それにフィットするperformance measurementsを提示するというもの。 これでようやくDissertationとSummer Projectの方を進めることができる。 Performance Managementはなかなか直前まで手をつけられず、直前になって試しにはじめて大学のLibraryにいって勉強してみたのだが、これが思いの他集中できる。 建物の中にReading roomと呼ばれる、大きな窓に面した広い部屋があり、そこにたくさんの机が並んでいる。明るくて気分がよさそうなのでその部屋を選んでアサインメントを進める。 黙々と集中して勉強していると、最近あまりちゃんと集中していなかったんだなと感じた。1st termくらい時間的に追い込まれていると、部屋だと集中できないとか言ってる余裕はないのだが。。 なぜ場所を変えると集中できるのだろう。日本でもたまにスタバとかに行くとすごく集中できたりした。 LibraryはワイヤレスLANがつながっているので、インターネットしようとすればできてしまうのだが。 おそらく、わざわざここまで足を運んで、インターネットで余計なものを見てしまうことを馬鹿らしいというか、自分が無駄なことをしたと認めることになるので、潜在的にそれを避けようとするのだろうか。 または、自分の中で強制的にスイッチを入れてるのだろうか。 例えば、テストを受けるときのことを考えると、どんなに疲れていようがほぼ100%集中している。それと同じ原理で、わざわざ違う環境に移動して勉強することで、集中しなければいけないという意識からテストと似たようなスイッチを入れているのかもしれない。 いずれにしても、心理的な原理はわからないが、集中できるに越したことはない。 飽きるまではちょくちょく通ってみようかなと思う。