Mondo Grosso/Souffles H



Mondo Grossoの事を書こう書こうと思いつつ、
何かいい動画がないかとYouTubeで探していたのだが、
以前よくUPされていた95年のヨーロッパツアーの動画が
ことごとく削除されている。


ということで音声のみの映像となってしまいました。
しかしこの映像もいつ削除されるやら。。。


前出の95年ヨーロッパツアーの前年94年に日本ツアーがあり
私は12月22日に心斎橋クアトロでのライブを見に行った。


この時期が私にとってMondo Grossoの黄金期だ。
今は大沢伸一のソロユニットとして認識されているが、
この当時も大沢伸一がリーダーであったのは間違いないが、
どちらかというとバンドとしてのイメージが強かった。


94年12月22日の構成メンバーは

Ba 大沢伸一
Sax 中村雅人(まさやん)
Sax.Ft 大塚英人
Key 吉澤はじめ
Dr 佐野康夫
Per 堀江 健治
Cho Monday満ちる
Mc B-Bandj

という今では考えられない豪華メンバーだった。


ライブではまさやんと大塚がフロントマンを務め、
ライブ途中にMondo Grossoのマネージャー兼コーディネーターで、
Kyoto Jazz Massiveを主催する沖野修也がステージに登場したり、
さすが京都拠点のバンドだけあって関西ノリの
大盛り上がりのライブだった。


今後の活動をものすごい期待していたのだが
残念ながら96年に大沢以外のメンバーが脱退してしまう。


心斎橋クアトロのライブでは
大沢が
「もしも『笑っていいとも』の
テレフォンショッキングに出た時にはこんな事を話したい」
的な発言したにの対し、
Saxまさやんが
「伸ちゃんが『笑っていいとも』に出たら、俺このバンドやめるわ」
と言って笑いを取ったのだが、
大沢の『笑っていいとも』出演を待たずに脱退してしまった。。。


とにかく当時は世界的にもアシッドジャズブームが巻き起こった時期で
このMondo Grossoは日本でのアシッドジャズ界のパイオニアであり、
世界にも充分に通用するバンドであった。


そしてこの「Souffles H」
まず大塚のフルートがいい。
フルートを吹きつつ声も出す事によって、
フルートとユニゾンしているように聞こえる
重音奏法と呼ばれる特殊な奏法である。


また、
このヴァージョンはリミックスバージョンなのだが、
オリジナルではMc.B-Bandjのラップはフランス語だ。


またこんな泥臭いアシッドジャズが聴きたい。
このバンドも黄金期メンバーでの復活を
切に願わずにいられないバンドだ。。。