珍品玩具のその出来栄えは?!ヤッターマン発進基地をご紹介!! | キラキラ玩具Expansion

珍品玩具のその出来栄えは?!ヤッターマン発進基地をご紹介!!

こんばんは。

今現在望ましいオモチャがなかったら?
例えばでっかい上半身を組み換えできるゲッターが欲しいなぁ!
と思ったら?
そりゃ頑張ってジャンボマシンダーを買うしかない!

僕は新ヤッターマンが開始されるとき、やっと基地が出ると思ったものです。
だってスポンサーはタカラトミー!

これまでも勇者シリーズでは基地トイを出してきたしレスキューフォースだってそれっぽい。

ところが一向に発売アナウンスがない!!(もうこのブログで何回書いたかこの台詞)

そんなわけでヤッターマン基地が欲しいなぁと思ったらアンテナはってせっせと旧玩具を探して買うしかないのです。オモチャを集め始めたころは僕も当初は知らなくてコアなコレクターさんに存在を教えてもらいました。それくらいマイナーな存在です。

さてヤッターマン基地といえば画像のように廃屋のような屋敷です。
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タイムボカンシリーズの魅力の一つはメカの発進シークェンスのカッコよさだと思います。
かわいいコミカルなメカに丁寧なメカっぽい演出を与えギャグアニメの中にそこはかとなくリアルっぽさが垣間見れる瞬間です。アレンジされたテーマ曲の劇伴がまた良いです。

これは新ヤッターマンにも引き継がれていてヤッターマンの変身からジンベエへの搭乗、ヤッターメカの格納、ヤッタージンベエの発進シーンは圧巻です。でも放送の勺の都合で中々フルバージョンは見れませんが。
ちなみに新ヤッターマンの基地は現在凄いことになっていますが国分寺にあると言う設定です。

この玩具はオモチャ的なアレンジがされています。はっきり言って全然違いますね。

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ドアを開けるとヤッターマンがいます。なんか絵が下手すぎる。

「ドアを開けるなーっ!!」「ワーイ!!」って感じです。
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この点はゼンダマン基地では消化されてます。ゼンダマン基地にはちゃんと書割りのお人形が付属しています。

こっちの絵は公式画です。特にアイちゃんの変に色々意識していない感じがいいですね。
これは他のヤッターマン合金のパッケージアートにも使われていました。
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放送当時は勿論「萌え」なんて言葉は無いのですがアニメではヤッターマンはバカップル化しアイちゃんは存分に「萌え化」していきます。今のアニメの演出を30年前に既に行っているあたりは「昭和のギャグアニメの金字塔」は伊達じゃありません。
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裏側から見るとこんな感じです。
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プレイセットのようですがちょっと中途半端な印象を受けます。
まず遊べるフィギュアも無いです。
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基地の横には秘密の入り口があります。劇中では古井戸から入っていました。う~ん…。
それ以前に「入り口」から入るフィギュアがありませんよ。
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3階はモニタールームです。ドロンボーが写っていますがこれの絵がまた下手糞。
ヤッターマンと言えば街中を歩いているとインチキ商売に出会うのがお約束なのでこれはオモチャ的な演出です。画像ではヤッターゾウのフィギュアを座らせていますが遊ばせるフィギュアが付属していないのは痛いです。この点でもやっぱりゼンダマン基地は優秀です。
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2階が整備ドックになっています。コンピュータというか電算機が70年代していますね。
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整備ドックではヤッターワンを整備します。アームを引っ掛けてつるします。しかし2階床とエレベーターををツライチにするとアームのヒモが余ってしまいます。そこで画像のように少しエレベーターを下げるとヒモがぴんと張れます。
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1階には普通のお部屋があります。TVではヤッターマンを放送中。
旧ヤッターマンは基本いつもブラブラしているので基地で何かしているイメージはありません。
でもジュースや果物などおおらかな感じで良いですね。ちなみにこの部分は絵の書いた紙がはめ込んであるだけです。
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ハンドルを回すとエレベーターが昇降します。整備が終わったら発進口へエレベーターを下ろします。
そして発進準備が終わったら、ベルとサイレンを回します。
「ウ~ワワンワン!ウ~チチンチン!」ですね。
ハンドルを左にまわすとチンチンチンとベルがなり、右に回すとウ~ウ~とサイレンが鳴ります。
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エレベーターの昇降と連動して発進ドアが開きます!
「ヤッターワンはっし~ん!」「ワオーン!」
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白いパネルを押し上げるとコロ走行で発進できます。でも大概こけちゃうんですけど。
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OPと比較すると…結構違いますね。
ちなみに扉のシールは経年劣化で非常にはがれやすいです。
シールの剥がれ落ちた中古でも完品とされている場合もあります。

OPのアイちゃんのカットについて「島本和彦のマンガチックにいこう」において
島本先生が「ガンちゃんのアップになって一回引いてアイちゃんにいく」という作画について「あっいい顔、あっちょっとずれた!この習慣の顔が好き!」と熱く語っておられました。(キングのOPについてでしたが…たぶんこちらのことでしょう。)
ちなみにキングのOPにも同じようなカットがありますが作画は一期OPと比べると良くありません。

1:00頃のガンちゃんのカットはリメイク版ヤッターマンのアイキャッチにも使用されています。
30年前のセルアニメですが細かく良く動きますね。

オモチャに話を戻しますと
上の扉は勿論ペリカンの発進スペースです。しかし現在ミニ合金のヤッターペリカンは未入手!
はやく「ヤッターペリカン出動~!」「ペリカァァァァン!」とやりたいもんです。
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と何だか楽しそうに書きましたが、このオモチャを手にしたときは逆でした。
オモチャを手にして「念願の…」とは思いましたが実際は凄く虚しかったです。

先ずオモチャ的に後発のゼンダマン基地のほうが明らかによく出来ていました。ですから少々物足りなさを感じ、たったこれだけのオモチャの為に長年探した労力を振り返ると(一度ショップで見つけたのにあれは売りもんじゃない!と言われ食い下がるも売ってもらえず)妙な悲しさがこみ上げ「夜中の3時にウ~チンチンチンでもあるまい…。」と白けちゃったのが本当です。値段も生半可な値段では無いですし…。

憧れというものはそのままにしておいた方がいいのかもしれませんね。手に入れてからも高いテンションをキープできるオモチャって稀で大概は手に入ると冷静になってこんなもんかと思ってしまいます。