物語三昧-『女神の花嫁』『暗き神の鎖』 神の観念を描くこと~君のそばに宗教は真摯にありますか?

久々のペトロニウスさんの更新キター!!でもまだネット環境は復活されてないようですね。また知的興奮を刺激する記事を楽しみにしています。

さて本題、上記のエントリに関して。宗教系の本はちゃんと読んだ事ないけど、『新世紀エヴァンゲリオン』を観た時や、『HELLSING』『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』を読んだときに強く興味を覚えて、ネット等で調べものをするのはよくありますね。

劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に

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HELLSING 9 (9) (ヤングキングコミックス)/平野 耕太

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BASTARD 24―暗黒の破壊神 (24) (ジャンプコミックス)/萩原 一至

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キリスト教や仏教、イスラム教にも並べた順番に興味があるけど、今一番調べたいのは「神道」についてかな…それ系の本もいくつか準備してます。


これだけは知っておきたい 世界の宗教 知識と謎80 (オトナの常識)/竹内 睦泰

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萌ゆる神の国!/鈴木 ドイツ

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で、ペトロニウスさんのエントリで特に目を引いたのはこのところ。

>けど、この気持ちの裏返しが、①「宗教を信じる人の弱さ」(=自分を信じられない意思の薄弱さ)というものへの嫌悪感につながったんだと思います。何かに依存する気持ちこそ、唾棄すべきものだ、という思いがったんでしょうね。いまでも、僕は依存する人間に対して、強い嫌悪感がある。・・・・もちろん、理想どおりにはいかない。人間なんて依存の塊だし、人間関係というのもなんらかの依存をベースにしているものだ。けれども、それでも、自尊自立していこうという意思なくして、その人間を本当に「人間」と呼べるのか?って僕は思ってしまいます。福沢諭吉先生がいったことは、やはり凄いね、と思う今日この頃です。

確かに「何かに依存せず自立した個人でいること」は、この自由主義・民主主義・資本主義の社会においては人間に最も要求されることです。

でも・・・「オタクは宗教」って言い出したのは岡田斗司夫だっけ?記憶が曖昧なのですが…ほら、2ちゃんねるなんかで「○○信者」っていう言い方がよくされるじゃないですか。少なからずオタク以外の分野にも適用されるけど、その多くは漫画・ゲーム・アニメ等のオタク文化の、ある一つのブランドに対する熱狂的な信仰者に対して使われる言葉です。

この辺はライターの大泉実成氏なんかも言及していたけど、グッズをコンプリートするオタクの生態に宗教的信仰の一つの形を見てしまうとか。これは「オタクの依存心が強い」のか、「依存するからオタクになる」のか「それほどオタク文化には強い力がある」のか・・・

いずれにせよ、個人的に思うところを纏めると、「依存は悪いことではないけど、生き残っていく上でのリスク(不寛容による外界への障壁の発生、裏切られたときのダメージ)は生じる。どうしても自分が依存してしまうなら仕方ないが、出来る限り「寛容」の範囲を広げ、リスクをヘッジする準備をしておけ」っていう提案が、自分の落とし所ですかね。ちゃんちゃん。