【五輪代表観戦記】 五輪決定、しかしまたも塩試合
さて、サッカー五輪代表アジア最終予選 日本対サウジアラビア戦@国立競技場、に行ってまいりました。これまでの北京五輪代表候補の人気はいまひとつで、国立もいつもスカスカだったのですが・・・なぜか今日は千駄ヶ谷の駅から大混雑!最終戦で決着という展開が効いたのか、それともオシム監督の状況で代表への注目度が高まったのか?理由はわかりませんが、とにかくスタジアムは物凄い状況。
開始一時間前でホームゴール裏はほぼ満席。国旗も乱舞しています。
国家斉唱は藤井フミヤ。
いつもながら国立開催試合の人選は微妙・・・
今日のスタメンは前節ベトナム戦の4-4-2から変更して3-5-2の基本スタイル。
GK西川、3バックはいつもの青山、水本、伊野波。
ボランチは梶山と本田が負傷していた影響で青山と本職DFの細貝のコンビ。
MFは水野、本田、柏木。
そして注目のFWは前節結果を残した岡崎、李の二人。
最大のサプライズは平山のベンチ外。
本日スタメンの二人は、たまたま前節結果を残しましたが、代表レベルでは決して決定力が高いわけでもない。前節の結果は、たまたまベトナムの攻め方と後が無い日本がかみ合ったに過ぎない、と思います。サブの森島も同様。それなのに、爆発力のある平山をはずして運動量系のFWばかりを集めるとは。
「これは今日は引き分け狙いだね」
と早くも連れに宣言してしまいました。
・・・で、結局はいつもの反町ジャパンの塩試合。
FWはあまり点を取りそうな匂いもなく。
それでも決定的な場面では失点をせず。
なんとか結果を残してしまうという。
まさに反町イリュージョンというか。
MVPは柏木。
確かに運動量豊富でピンチの場面に数多く顔を出していました。しかし反面、ポジションが流動的すぎて、攻めに転じたときに人が足りなかったり、ヒールなどの軽いプレーから奪われる場面もあり、彼の存在は功罪半ばするという印象でした。
まぁでも出場が決まってよかったです。
今日の結果では、やはり梶山が必要なことは明白でしたし。
得点が必要な試合で、平山以外のFWが必ずしも頼りになるわけではない、ということも明らかになりましたし。
本大会に向けてどうやってチームを再構築するのか、期待して待ちましょう。
(でも反町かぁ・・・)