2週間程前、「脳内キャンパー」夫に異変が。
急に「鉄板が欲しい」と言い出し、折角の休日だというのに一日中ネットにかぶりつきで鉄板サイトに夢中になっているのだ。案の定、翌日には注文していた(汗)。
「何でそんなに鉄板が欲しいの?」「(家で)広島風お好み焼きを作りたいから」
何だ、それなら、ホットプレート買えばいいじゃん!…が、夫曰く、ホットプレートじゃダメなんだそうな。やはり脳内キャンパー。あくまでも、道具にこだわるのである(そんな訳で、わが家にある鍋類は、異常に重いものが多い)。しかしながら、この鉄板、わが家の台所道具の中でも間違いなく「最重量級」だ。
35×35センチ角、厚さ12ミリ(!)の鉄板君は、重さが何と12.7キロ!!ウチの風珍君(8.9キロ)より重い。というか、風珍君に金太君(4.5キロ)を上乗せして(笑)、ようやく太刀打ちできるほどの重み。「脳内キャンパー」の夫は、その厚みと重みを想像しただけですでにニヤニヤしている。

と、ここで、「脳内キャンパー」とは何ぞや?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
簡単にご説明しましょう。
普通にキャンプ好きな人間だったら、何が何でも自分自身が物理的にキャンプ場へ移動しないと落ち着かないのでしょうが(勝手に、「そこに山があるから登る」登山家タイプと命名します。)、脳内キャンパーの場合は違います。彼(彼女)らは、キャンプ場へ行かなくとも、ある媒体=キャンプ用品を介して、実際にキャンプ場へ行ってそれを使用している自分を’想像’し、ひとりほくそ笑むことができる人種なのです。もちろん彼らも、キャンプ場へ物理的に移動するとテンションは上がりますが、その目的とやらがまた、普通のキャンパーとはちょっと違う。「◎◎(キャンプの道具)のスペックを試したい。」例えばウチの夫の場合は、「温度計のスペックを試したい」と言って、わざわざ冬のクソ寒い中キャンプに出かけるような人なのです。そこで氷点下10度以下になろうものなら、ますますハイテンションになって大フィーバーです(汗)。(当方九州在住民なので、そこまで低温になることはあまりないのです…)
そうした脳内キャンパーは、いわば「(通販生活もしくは暮らしの手帳的)商品モニタータイプ」とでもいいましょうか。実際にWeb上を泳いで見て下さい、彼らの情熱とやら、並大抵のものではありません…

話が脱線しまくりですが、本題。
これが、その鉄板です。『鉄板工房』さんのHPから購入できます。→コチラ
学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~
当然、主人は現物をみて満面の笑みでした(笑)。
初下ろしは、先週だったのですが、残念ながら写真に撮り忘れ。
再び、一週間後の土曜日に、広島焼に再チャレンジ!と相成りました。
しかしながら、先週は友人まで呼んだのに、当初失敗の連続で、やっと4枚目にして合格点なモノが出来ました。が、その頃には、既にお腹が飽和状態に…
という訳で、一番美味しい焼き方のモノが、一番美味しく頂けなかったのです(泣)。

今日は2回目ということで、手順はきっちり掴んでいたし、広島焼の鉄則「キャベツを十分蒸らして甘味を最大限に生かす」というポイントは外しませんでした。とはいえ、まだまだ、まだまだな面も勿論沢山ありますが…。
特に最初の「生地をクレープ状に広げキャベツを山盛りに乗せる」タイミングが、どうも鈍くさいようです(食べていると生地と中身がペラッとはがれてしまう)。

鉄板は、焼く前に、十分予熱しておきます。油をうすくひきます。
(実はこの辺りは全て夫任せなので、私も的確なポイントはわからないのです…)
手のひらをかざして、10秒ほどで「アチッ」となるのが理想だと、ダッチオーブンの予熱の時には教わりましたが。
今日は、万全を期して、キャベツの表面の葉や芯の部分を捨て野菜として、焼き捨てました。
これで十分に油はなじんだだろうと思います。


学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~
このように、クレープ状に薄くのばした生地の上に、千切りキャベツ、もやし、小口切りにしたネギ、てんかす、再び生地をチョロリとかけ、肉(ウチのは豚を使用)をのせます。調味料は塩コショウとガーリックです。

で、思い切って(というよりむしろ気軽な気持ちで)、コテを使ってエィッ!とひっくり返します。
当然具は散らばりますが、すぐにコテでかきあつめれば良いので、気にしない気にしない。

学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~

ここからが鉄則である、「キャベツの蒸らし」タイムに突入します。コテでちょっとグイと押さえ込むことも忘れずに。(忘れると、中の野菜がちょっと水っぽく仕上がってしまいます。)
ウチは8分程でちょうどいいみたいです。

鉄板のスペースが空いていて勿体無いので、レンジで2~3分温めた後、適量のサラダ油でもみほぐしておいたちゃんぽん麺を同時に炒めます。これも7分程でカリカリに仕上がります。
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そして、カリカリになった麺の上に、生地&具を乗せます。
学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~

次に、空いたスペースを利用して、卵を落とします。今日は一枚に付き2個ずつ使いました。
(コレステロールの気になる方は、卵はSサイズを使って下さい。)
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卵が固まらないうちにコテを使ってならし(広げ)ます。
そこに、生地&具&麺のカタマリを、一気に(すばやく)デン!とのせます。
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んでもって、めでたく、できあがり~
学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~

アッ、勿論、お好みソースとマヨネーズ、青のりに花がつおは忘れずに!
(ちなみにお店の人はよくコテを使ってお好み焼きを切り分けていますが、素人がやるとばらばらになったり、ぐちゃぐちゃになったり、よく切れてなかったりする(汗)ので、素直に包丁を使うことをオススメします。)

学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~
「美味しそう…」

学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~
「ボクにも少しちょうだいよ!」

…この後の展開は、ご想像の通り。

「ぐおらぁああっつ!!」

サミイヌの罵声が響きました…


「ごちそうさま~!」
学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~
風邪気味の「脳内キャンパー」夫は若干食欲が落ちていたものの、二人で大二枚、完食しました!
おたふくソースは今日開封したばかりだったのに、残り半分ほどになってしまいました。

<おまけのコーナー;珈琲ブレイク>
今日は本格的な雪が降りました。
わが家の猫たちも、ちょっと興奮気味に外を眺めていました。
(つーか、たそがれてますが…)

学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~

「遠い祖先の居たお国を思い出すわぁ。。。」
(メインクーンは、元々アメリカのメイン州に発生した猫。メイン州の冬は極寒らしい。)


学生街の妄想喫茶店~サミイヌ文化村~

「ン…何だアレは? 食いモンか???」


<カテゴリのご説明> 「こなもんや’サミイヌ亭’」とは、妄想上のお店ではありますが、わが家ではこの広島焼のみならず、時々、本格的?粉飯(に限ったことではないけれど)に挑戦しております。
また随時報告して参りますので、どうぞ宜しくおねがい致します。

<業務連絡>ブログタイトルを一部変更致しました。
これでガロ系の読者が来てくれるかな…(笑)というのは冗談ですが。
実際に学生街に住んでますし、まぁいいかなと。
ちなみにプロフィールもアップしましたので良かったら見てやって下さい。
「ジェットストリーム」調でかなりクサイですが、ご了承下さいまし(汗)。
プロフィールは、「ルーム」から入って読めます。
「脳内キャンパー」夫の似顔絵もどこかで見れます(笑)。