事件がおこったのは、昨年2015年8月のこと。チン切り被告妻がダンナに言う
には、勤務先で上司に襲われたと言う。その言葉を信じて、ダンナの小番一騎
(こつがい・いっき)はその上司(A弁護士)の事務所に妻といっしょに乗り込んだ。
A弁護士を数回ぶんなぐった。A氏の意識が、もうろうとするなかで、彼のあそ
こをチョン切ってしまた。そして水洗トイレで、水と共に流した。
結合手術の可能性までその瞬間に、水に流れてしまったのだ。
「あれ、ここどこ。何で血、出てるの」
その後、A氏は錯乱した様子でこう言ったという。
小番は事態を把握しきれない男性に笑いながら「切ったんです」と告げ、
「(妻を)強姦したからです」などと言い放った。
笑いながら「切ったんです」というのも、やった事の凄さに比べて余裕だ。
元プロボクサーで当時は慶応大学の法科大学院生だった小番一騎の考えてい
る事は正直、わかりにくいと思った。
ところで、『何か変』なのはダンナの小番一騎ばかりではなく、その惨劇の元と
なった妻も、週刊文春に掲載された法廷での発言を読んでみると、相当におか
しい。
小番一騎との結婚についてこのように述べている。
【<小番被告から>結婚すれば会社の福利厚生が受けられる。猫を飼いたい
が、結婚していないと猫をもらえないと言われ、『紙ペラ一枚だし、まぁいいか」と
思った。しかし正直、生活してみて甘かったと思った。一年暮らして心の整理が
つき、飼っている猫と同じように、一騎〈被告〉もペットのようなものと思えば腹が
立たないと思うようになりました】
結婚後、妻は弁護士事務所の専属事務員として働くようになる。そこで出会った
のは被害者のA弁護士。
そのA氏から最初にキスされそうになったときは拒絶するほど嫌ではなかった
ので受け入れた。
『これはセックスするかもな』と思った。給与や賞与のこともあるから、職場環境
を良くするため、という打算的な考えもあったという。
五回性交し、コスプレも楽しんでいたが、やがて嫌悪感を募らせていった。
【A氏が私をあだ名で呼び始めたり、自分に酔ってるメールを送ってくるように
なり、気持ち悪くなってきた。ネックレスをプレゼントされたときも本気で引いた。
そこで一騎に『気持ち悪いメールが来て、仕事をやめたい』と伝えたり、母親に
『セクハラを受けて、仕事をやめたい』と伝えたりした】
さらに妻は「実はセクハラを受けていた」、「二回だけセックスをした。頭が真っ
白になり抵抗できなかった」などとダンナに嘘を吹き込む。
その結果、ダンナは弁護士のあそこを切り落として犯罪者となった。弁護士A氏
から見みれば、人妻との火遊びで酷いダメージを社会的にも肉体的にも喰らっ
た事になる。
その悲劇の根本的な当事者である小番一騎の妻が現在、考えていること。
「いまはリセットして、海外で美術の勉強をしてみたいと思っている」
彼女には、小番一騎や弁護士A氏の悲劇は、そもそも眼に入っていないし、心
にも留まっていないと思われる。それくらいマイペースでノーテンキで呑気な
キャラを思わせる。
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