1月31日(金)公開の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」という映画がとても
待ちどうしい。何か桁はずれのパワーを感じさせる男の半生を描いている。
ディカプリオ本人が原作に惚れ込んで映画権を獲得し、盟友スコセッシに
監督を依頼、8年の歳月をかけて完成させた渾身の一作だという。
マーティン・スコセッシ監督は、ぼくの大好きな作品「タクシードライバー」
「ヒューゴの不思議な発明」を監督している。期待がものすごく膨らむ。
学歴もコネもないのに26歳の若さで証券会社を設立し、49億円もの年収を
荒稼ぎしたジョーダン・ベルフォート。その実在した男の物語を映画は描いて
いる。
やがて稼ぎだした巨額のマネーを湯水のように使い始めたジョーダンは、
一度のディナーで約260万円を浪費するわ、ドラッグや美女たちをわんさか
手に入れて乱痴気騒ぎを繰り広げるわと、過激なまでに豪快でハチャメチャ
な生活にのめり込んでいく。
やはり、映画はそれくらい派手なほうが面白い。
『「グレート・ギャッツビー」でも禁酒法時代の大富豪を演じたディカプリオだが、
ジョーダンに比べれりゃギャッツビーなんて純情な坊やだ。』
と、週刊文春に町山智浩は、書いている。以下、彼の言霊USAに書かれていた、
絶頂期のその後・・・・。
1998年にジョーダンは資金洗浄で起訴され、20年の計を受けそうになる。する
と彼は刑を軽くする代わりに5年にわたって自分の共犯者たちの会話を隠し録り
した。
そのおかげでジョーダンは3年で出所し、今はセールスと金儲けのテクニックを
講義して暮らしているとのこと。
講演のDVDセットは1997ドル(約20万円)もする。講演での決まり文句は「人を
殺したわけじゃない」
「詐欺を娯楽にして、美化しているわ」などという映画の反対派もいるようだが、
映画を見てすぐに株を買ったり、その手の内をまねて株の裏操作に走るわけで
もあるまい。いっとき、映画の中で夢を見るのだから、あまり固い事は言って
ほしくないものだ。
と、いうわけでこの映画は絶対見に行くので、そうしたらまた感想を書こう。