暴走族グループ「関東連合」元リーダー石元太一(30)が捕まったのは、他人
名義でマンションの賃貸借契約を結んだという詐欺の疑い。そのニュースを聞い
たときは、何か取ってつけたような感じがしたものだ。ぼくが、彼の本で読んだ
中には、詐欺に関することなどは何も書かれていなかったからだ。


当たり前の事だが、本に書いてないからと言って、やっていないとは言えない。
でも、彼は本の中で自分が人を殺してしまった事件に関しても記述しているし、
バットを振り回しながらのケンカに明け暮れていたことまでも詳しく書いている。
もっとも、詐欺に関しては現在の収入源になっていたから、秘密にしておきた
かったとも考えられるが・・・・。


ところで、またまた週刊文春からの事件記事で興味を引いたのが、マカオに潜伏
していた大山多賀男(48)が、逮捕されたという記事。逮捕されたのは暮れも
押し迫った昨年12月29日の事だった。この男は前代未聞の巨額詐欺事件の
黒幕だったという。


むぅびぃ・とりっぷ-大山多賀男


被害者の平均年齢は67歳とのことだから、完全な老人狙いといえる。大山は
巨大な詐欺グループを作りあげていて、被害者数百人から約30億円を搾取して
いたと報じられている。しかし、実態はそのレベルに止まらず、実際の被害額は
軽く百億円は超えているとの事。


この詐欺集団は大山を元締めとし、傘下に六つほどのグループがあったという。
社会部記者が語る。「各グループとも基本的に標的にしていたのは高齢者世帯。
そこにパンフレットを送る係りと電話をする係など、役割分担が明確に決まって
いた。その詐欺舞台の中で、振り込まれた金を引き出す、いわゆる”出し子”な
どに関東連合の関係者が多数含まれていたようです」


そして記事には、石元太一の顔写真が掲載されている。ここで、ようやくぼくの
頭の中に詐欺事件に関与していた関東連合、および石元太一のイメージが

リンクされた。

参照:水源地詐欺で首謀者を逮捕 手口考案の容疑、被害30億
PR: 不良録 関東連合元リーダーの告白