遅まきながら、今日DVDで「八日目の蝉」を見た。
井上真央が主演だが、NHKの連続テレビ小説『おひさま』でヒロインを
演じていた時の表情より、ずっと良かった。


ぼくは、どちらかというと日本映画に偏見を持っていて、どうしても洋画
の方を上と見る傾向があった。でも、いい映画は当然のごとく日本にも
たくさんあるのだし、もう少し邦画もこれからは映画館にすすんで見に
いこうと思った。


ところで、昨日買ってきた「キネマ旬報の10月上旬号」を見ていたら、
9月15日公開の「鍵泥棒のメソッド」が評判がいい。

REVIEW鑑賞ガイドにて、映画評論家の3人が5点の星マークを
満点として採点しているのだが、平均で4つの星マークを得ている。
ようは80点クラスの映画ということだ。

印象的な言葉を拾っていくと・・・・


むぅびぃ・とりっぷ-鍵泥棒のメソッド

上島春彦氏
俳優と殺し屋がある事故をきっかけにいれ替わる、と書いても何だ

かわからないだろうが、それでいい。わくわくして見て下さい。本作

の騙しのポイントは「臭い」。きっと、ある日監督が感じたこの件に
関する素朴な疑問をドラマに取り込んだのに違いない。


北川れいこ氏
人物の何気ない動きやリアクションなど、演出の細部に、さりげなく
伏線が用意されているのにも関心する。一種の犯罪ものを、ここまで
とぼけた味わいのスクリューボールコメディに仕上げた内田監督の
才気が嬉しい。


千浦僚氏  
広末涼子が過去を全部過ぎ去らせて誰も知らなかったひとのように
現れて魅力的(この切羽詰まったような表情が基本のヒロイン、という

のは新しい萌え提案じゃなかろうか)。主演ふたりとも潜在能力マックス
までキャラと演技を出しているみたい。


ちなみに、北川れいこ氏の言うスクリューボールコメディとは、
主に1930年代から1940年代にかけてアメリカで流行したロマンティック・
コメディ映画群を指すとの事。その特徴は、常識外れで風変わりな男女

が喧嘩をしながら恋に落ちるというストーリーにある(スクリューボール

とは野球における変化球の一種のひねり球で、転じて奇人・変人の意味

を持つ)。


ところで、今週号の週刊文春に掲載された原色美女図鑑の広末涼子の
写真がとてもいい。
広末涼子をもっと見たいので、鍵泥棒のメソッド行こうかな?


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