ぼくは青森県出身だが、一つ自分にルールを定めた。
結婚相手は、青森県出身以外の人にしようと。
同県人同士の結婚は、自分の枠を定めてしまいそうに感じたからだ。


でも人間としてみた場合に、出身地で判断するなど意味のないこと
だし、実は後々田舎に帰ることなどを考慮すると、同県人同士の
ほうが、面倒ではなかったりする。


で、ぼくは結果、東京の人と結婚した。
現在、結婚生活に問題はない。
但し、定年後、青森に帰ることを話すと、これがもめごとの一つとな

る。お互いに憂鬱になってくる。この件は、いつも話題になるたびに、

『でもまだ先のことだから・・・・・・』
ということで、うやむやで終わる。


さて、そんなこちらのしみじみした事情は置いといて、もっと
ぶっ飛んだ豪快な『婚活?の旅』に出た女性の本が出た。


渡辺ひろ乃著作の「世界一の男を探す旅」

日本で生まれ育ったから、日本人と結婚して日本で生活する。

東京での生活しか知らなかった作者にとって、それは当然のこと

だった。


そんな時、異国の地で一人の外国人男性が言った。

「住む場所も、パートナーも日本の中からじゃなくて、地球の中
から選べばいいんだよ。選択肢は世界中にあるんだよ」
その外国人男性との交際により、視界が何万倍も開けたと、彼女は

書いている。


「世界一イイ男と世界一キレイな海のそばで暮らしたい!」
との想いを強くして、世界旅行を開始した。


渡辺ひろ乃氏の文章もわかりやすくて、色っぽくていい。

彼女は、バンコクの小さな島で飲んで食べて踊って気づくと肌の黒い

男性の隣で寝ていた。
その時のことの描写を抜粋。


真っ暗な部屋で色の黒い男と寝ると顔も見えないのか・・・・・・・
これじゃあ、明日、外で会っても分からないかも。
酔って力の抜けた身体でそんなことを考えていると、図らずも伸ばし

た手が、彼のお腹に触れてしまいました。


えっ? 何これ?
スーパーボールみたいに滑らかで弾力のある肌の感触。理科室の前

にあった人体解剖模型のようなくっきり分かれた筋肉の形。

ほとんどないと言っていい体毛――――。


小さい頃から漁をしたり、ムエタイという格闘技をしたりして、自然の
中で育つとこういう身体になるのかしら・・・・・・こんな身体、見たこと
ない・・・・・・・それに、なんか、ヒンヤリしてる、タイ人は体温低いのかな。

好奇心を抑えられず、私は、六つに分かれた見事な腹筋をそっと撫で

続けていました。


「あっ」

不意に手をつかまれ、握らされたのは、腹筋よりずっと熱く硬い
いきり・・・・・・・

 

≪ここまでにしときます。後は本屋で確認するか、本を購入してくだ

さい。これ以上、抜粋すると、厳しいアメブロのチェックに引っかかって、

掲載不可の判を押されてしまうから。≫


ちなみに、ぼくはここの場面を描いた文章を本屋で立ち読みして、購入を

決定した。
抜粋の文章は、タイで人生を仕切り直すことも考え始める作者がなぜ
ピザの切れる前に帰国したかに続いている。


この本に続いて、世界に男を探す旅に出かける女性が増えていくのだ

ろうか?
それは国際的にみていいことなんだろうけど、ちょいと寂しいような気も
しないではないが・・・・・・。


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