アマルフィ 女神の報酬    2009年/日本/125分/配給:東宝


原作:真保裕一 監督:西谷弘 

主題歌:「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」サラ・ブライトマン 

企画・プロデュース:大多亮 出演:織田裕二 天海祐希 戸田恵梨香 佐藤浩市


「鈴木保奈美」と「織田裕二」のトレンディドラマをよく見ていた。
「東京ラブストーリー」というドラマで柴門ふみの漫画を原作とし
ていた。

鈴木保奈美が織田が演じた永尾完治に呼びかける「カンチ」という
独特なリズミカルな呼び方・・・。それは、今でも記憶に残っている。


鈴木保奈美のなんともいえない可愛らしさは、とても印象的だった。
但し、そのときの織田裕二の印象は、「さわやかでやや男らしさが
感じられる無難な俳優」ぐらいの印象しかなかった。


それから、彼のものまねをするお笑い芸人の山本高広が出てきた。
熱血な「キターー!!」の目薬のコマーシャルに出た織田裕二。
彼は、見ようによっては、熱すぎてネタにできる面白い人物だ。
山本高広のものまねにより、織田の印象を新たにした。

そして、今回の「アマルフィ 女神の報酬」での織田裕二。
これは強烈だった。何故、こんなにカッコいいのか?

本人は「最初に、大多プロデューサーに色気を出すように言われたん
です」と述べている。

その要求に対する研究の成果が映画に現れているのだろうが、

その報告を文章か言葉でも聞いてみたいものだ。
「細かな日常の動作などをかなり考えて演じたのでは?」と思う。


この映画のストーリーは、母親が目を離した隙に、誘拐されてしまった
娘を取り戻すという実にシンプルな作りになっている。
そのシンプルな話を核にしながら、イタリア全土を巻き込んだ大規模連鎖
テロが絡んでくるので、内容が難解にならない。


最近見た「96時間」という映画も同様に、娘を海外で誘拐された父親が
取り戻すというとてもわかりやすいストーリー。
やはり、話の基本はシンプルが一番強いと思う。

映画はストーリーが頭の中で理解できなくなったとたん、とても退屈
な代物に化してしまうから。

ところで、この映画の続編は考えられているのだろうか?
同じ監督でぜひ、続編を作ってもらいたいものだと思った。


但し、もう少しお色気も欲しいと思った。文部省推薦映画ではないん
だから、あまりに禁欲的に作られると、逆に作り物めいてしまう。

命を張って、旅行者(天海祐希)の娘の安否のために命を張って時間を
割いた。その娘の奥さんが、天海祐希のようにきれいで、彼女の方から
好意をみせられたり、甘えられたりしたら、普通はホモでもないかぎり
そこからもっと何かしら発展していくだろう。


まあ・・・・何はともあれ、
見ていてあきない外交官・黒田というキャラクター。
一度で終わらせるにはもったいない。


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