捨てる神あれば拾う神あり【捨てる神編】 | 狭山市・入間市・川越市・所沢市トリミングサロン funnyDog(ファニードッグ)

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狭山市駅西口から徒歩5分ほどにある小さなトリミング&ペットホテルのお店です。
ブログではご来店していただいたワンちゃん達をご紹介♪



ブログではご紹介していませんでしたが

数週間前からお店には、里親募集中の新猫ちゃんがいます。


呼び名は【ナマコ】





うちに来た日から誰にでもゴロゴロ、スリスリ

病院でさえも先生にスリスリしちゃうくらい人が大好きな猫です。



私がお店で保護した子猫は

みんな生後2ヶ月過ぎくらいで人慣れもしていませんし、

先日まで里親を探していた成猫達も人に育てられたのに

最初は警戒心むき出しだったので、


あまり猫のことを知らない私は正直

こんな犬みたいな猫がいるんだ・・・!と驚きです。




このナマコは智光山公園に遺棄されていたらしく、

保護した当初はガリガリのコリコリで

外では生きていけないと判断されたため

さやま犬猫の会から依頼がありウチにやってきました。



皆さん智光山公園に猫が沢山いるのご存知ですか?



私は最近まで全く知りませんでした・・・(^_^;)


そして最初はただ猫が多いだけか~

智光山は猫が暮らしやすそうだもんな~と話を聞いていましたが

現状は観光地の猫の島のように

そんな生易しいものではありませんでした。



まずはこちらを読んでみてください。


さやま犬猫の会ブログ





ナマコは【室内飼いしていた猫を遺棄した】になるんだと思います。


お店にきたときは骨と皮しありませんでした。


外に放り出されて

ゴハンの食べ方がわからなかったんですかね?


検便しても寄生虫がいなかったので

外で何も食べていなかったのが安易に想像できます。


そんなに痩せこけるまでに

どのくらいの日数がかかったのでしょうか?


筋肉も衰えているくらいですよ。





今日ナマコと遊んでいて考えたこと・・・。


それは


『こんなに人が大好きなナマコは

きっと生後1ヶ月くらいで人に飼われていたんだろうな。


もしかしたら目があいてない頃からかもしれない。


大切に大切に育ててもらって

沢山撫でてもらって沢山抱っこしてもらって。


だから、どうアピールしたら人に撫でてもらえるかが

良くわかってる甘え上手な猫なんだろうな~。


だから、こんなに人間を信頼できるんだろうな~。


そんな愛情イッパイに猫を育てあげた人が

智光山公園に捨てるなんて

もしかしたら、とんでもない事情があったのかもしれない。


家族の誰かがアレルギーになったとか、

ペット不可の住まいで飼っていたから大家さんにバレたとか

引越しでどうしても飼えなくなったとか・・・。


きっと、もっともっとスゴイ理由があったのかもしれない。


人にはそれぞれ事情があるから・・・・。』




そして捨てた人はきっと今、こう思っているかもしれない。



「はなればなれになって寂しいけど、

あの子は智光山で仲間の猫にかこまれて幸せに暮らしてるよね。


餌をあげてる人も沢山いるから安心だし、

外の方がのびのび暮らせていいよね。

だって猫だもんね。猫は外で暮らすものだもんね!」



人間の都合の良い解釈をしてる人は

た~~~くさんいます。



ナマコはガリガリでした。


室内飼いだった猫を外に放つことは

猫を殺すことなんですね。


さやま犬猫の会のブログには

【じわじわ死んでいく】と書いてありましたよ。



もとの飼育者は

愛情もって育てた猫だったはずなのに

殺そうとしたんですね。



どんな事情があっても自分の都合で

飼育放棄する気持ちが私にはわかりません。



そして保健所に連れていく、

外に遺棄することをしなくても解決策はありますよね。



なぜそれをしないのでしょうか?

なぜできないのでしょうか?


ナマコを遺棄した人は

保健所に連れていったら殺されちゃう!

可哀想だから外にはなそう!

とゆう気持ちだったかもしれませんが


室内飼いだった猫は

外にいるほうが死ぬまで生き地獄ですね。



どうかナマコを捨てた方に

このブログを見ていただきたいです。


ナマコがどんな姿で智光山にいたかを

知ってもらいたいです。





そして問題は智光山だけではありません。


野良猫の問題は住宅地にも沢山あります。



野良猫に餌だけあげて可愛がっていると

猫が集まってきて、そして妊娠出産します。


猫がどんどん増えていきます。



近所の方は猫の糞尿に困り

やがて猫を疎ましく思いはじめます。



お店で初めて保護した猫

あさり、いくら、うに、えび、おかか、かずのこ、きんぎょ

は、お店の近所で餌をあげている家の近くで生まれた子猫達で


「あの猫どうにかならないか、保健所に連れていけないか」


と糞害で悩んでいる方にささやかれていました。



それが続き怒り心頭の人が出てきたら

虐待がおきてもおかしくないです。



あのときは多くの方のご協力のもと

子猫達の里親探し、野良猫の不妊手術ができましたが、


それをせずに、今もご近所で餌だけあげ続けていたら

今頃どうなっていたでしょうか?




私はなるべく前向きに

保護した犬猫のことを考えたいので

ブログにもあまり過激なことは書かないようにしていました。



ですが、やはり犬猫の現状は

多くの方に知ってもらうべきだと思っています。



皆さんが飼育している同じ種類の犬が悲惨なめにあってます。

猫も悲惨なめにあっています。



可哀想だから見たくない知りたくない、は

やめにしませんか?


このペット業界の闇は

我々と同じ人間がつくりだしている事だから。



少しでも多くの人の意識が変われば

ペット業界の闇にも光が差し込むと思うのです。






ムッちゃんシェリーちゃんのお母さんに

ナマコへの素敵なプレゼントをいただきました♡


ナマコ順調に太ってってます♡


いつもご協力本当にありがとうございます!!





松木



次回は【拾う神あり】のほっこりするお話を

お伝えします~(*´∀`)