ガーミンeTrex 30xを購入。日本語化した~ | 佐久田隆司のブログ

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Garmin e Trex30を日本語化した!

ご存じない方に説明すると、Garmin e Trex30は、アメリカ製ポータブルナビの製品名で、他にもeTrex20Oregon62など多彩な種類がある。

今回購入したe Trex30には日本向けに日本語がインストールしてあるe Trex30jというモデルもある。基本的に同じだが日本語の表示ができないだけで、本体価格は倍もするので、今回アメリカ版を日本仕様に変更する試みに出た!

 

ポータブルナビと言ってもこれは自動車などに装着されるものとは違い、自動ルート検索やリルート機能はない。あえて言えば自社位置を正確に表示するだけと言えます。

これならスマホのGPSでも用が足りますが、いかんせんスマホのGPSは電池を食いすぎる上に、自社位置も結構いい加減!

山に持っていくとまさに迷走状態で本当の位置さえもわからなくなってくる。

でもこのe Trex30はアメリカのGPSはもちろんロシアのGPSも対応し、日本で打ち上げた「みちびき衛星」にも対応している優れもの。

かなりの精度が期待できる上に、電池の持ちは二日ぐらいは入れっぱなしでも平気らしい。さらに簡易の防水機能に、電磁コンパス、気圧計まで入っているので、道が怪しい山や雪山などは必須とも言えます。

 

でも地図は標準装備されておらず、さまざまな方法で入手しなくてはいけません。でも地図によっては市街地図やグーグルマップの表示も可能(web機能はないので検索はできません)だから、自分は日本版登山地図を入れて使う予定です。

カシミール3Dの地図を切り取って使うこともできますが、とにかくメニュー画面からすべてが英語表示なのはかなり使いにくい。日本語地図を入れると地図表示は日本語になりますが、メニューが画面やその他は変更されません。

 

最初はこんな感じ・・・



eTrex30は各国語に対応するため多彩なランゲージ表示が用意されていますが、なぜか日本語だけは表示できない有様・・・どうなっているのか???

まあ、とにかくやってみました。

 

最初にe Trex30内部のファイルを全てバックアップします。これは失敗した際に元に戻すためと、ファイルをいじったGarminは保証対象外になるので、必ずやっておきたいことです。USBGarminPCとつなぎ、すべてのファイルをバックアップします。

なぜか非常に時間がかかるのですが、これは肝心なので、ことあることにバックアップをすることも大切です。

そしてGarminのアメリカサイトから最新のファームにアップし終えたら、今度は違うフォルダにバックアップを取ります。上書きでもいいですが、念には念を入れておいた方が得策です。

 

なぜ日本語にならないのかは、日本語フォントが入っていないことと、何かの暗号化でロックがかかるからで、日本語化にはこれを変更すればいいだけです。

手に入れたいファイルは2つですが、これが少し面倒な作業が伴います。

 

まず台湾のGarminサイト

http://www.garmin.com.tw/products/ontheroad/nuvi200/#updateTabから

Nuvi200_TWN_v460.exeをダウンロードして、拡張子をzipファイルに変更します。

一旦デスクトップなどにおいてから拡張子の名前を変更するのがいいでしょう。

 

そしてこれを解凍したファイル(extra fail)から006-D1053-64.binを取り出し、

006-D0952-06.binに名前を変更します。この日本語フォントファイル006-D0952-06.binを使うので、どこか別フォルダに保存しておきます。

 

この時に注意したいのが、一部の解凍プログラム(+Lhacaなど)では、ファイルを取り出せずプログラムを実行してしまいます。私のwin7ではうまくいかず、win8.1の標準解凍なら上手くとりだせました。うまくいかない場合は http://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata/010013.htm などを参考にするのがいいかもしれません。

 

次にJapanese.gttを取り出します。これはhttp://www.iiyo.net/u_page/download.aspxからeTrex20j/eTrex30jのバージョン確認画面からダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルを展開するとこのようになります。ですがこのままだと著作権に引っかかるので若干の手を加えます。


それがこれ。そして後2箇所も変更します。


006-D3743-99に変更。ここは現在2.50になっていますが、同じではまずいのでひとまず3.00に変更する。

最終的にGarmin認識しない時は、この数値をかえてみるのがいいかもしれない。

 eTrex30にデータを移します。

本体のマイクロSDは地図データを入れる場所なので、Garmin本体のドライブにあるします。

します。Japanese.gttは初めからないので追加して、006-D0952-06.bin上書きをします。

マイクロSDの中には、地図データをコピーする(Z:/Garmin/)を作っておくのを忘れないように・・・

 

これでGarminを再起動すれば日本語化になっているはずです(最初は英語表示ですが、ランゲージを日本語に変えると)。もちろんこの時点でうまく行った際は、バックアップをしておくのは忘れてはいけません。
こんな感じ・・・


ファームアップが最新バージョンになると、これらの作業をもう一度行わなくてはいけないような示唆もweb上でされているので念には念を入れておきます。

 

日本語バージョンを購入すればいいだけのことですが、日本バージョンに地図を購入すると8万円前後になってしまうので、トライする価値はありますが、うまくいかなければずっと英語表示のまま使うことになるのでよく考察してからにしてください。
くれぐれも自己責任でね・・・