おせちの訳。
1月3日は、母のお誕生日だ
みんなで、母のお墓参りに行った
私は、早々とおせち料理を作り
レディーと話しが出来ると言うおばに渡した
伯父が倒れ、まだ入院中でおばは何も作らない言った。
お正月に伯父は一時退院すると聞き
私は、私が作るからあげるねと言ったあった。
料理が好きな私は、作れる事だけで楽しい
お墓参りを済ませ、藍屋でご飯を食べて居ると
おばが、あの魚は何かね~と言った
あぁ、ハゼの甘露煮だと思うよ
甘露煮なんかは食べない事は知ってるけど
ハゼを入れた理由はね
お母さん達は、ハゼで生きて来られたんだ。
子供の頃、ガキ大将の伯父がハゼを釣り
妹の母が甘露煮にして
カルシウムはハゼで採ったから
骨は丈夫だと自慢していた
それでね、ハゼを見たら伯父の記憶が戻るかと思って
母の仏壇と、半分づつしたんだ
そう、渡す料理はおせちじゃなくてもよかったんだ。
でも、昔の人にとって子供の頃一番の楽しみは
金ボタンの服を着せてもらえるお正月だった。
昔の記憶を思い出して欲しかった