先日寝たきりの方の入浴についてご紹介しましたので、今日は車いすの方の入浴をご説明します。

これが車いすの方のための入浴装置です。

中間浴と呼びます。

普通の車いすから、この専用の車いすに乗り換えていただきます。

もちろんご自分ではできませんから、職員が体を持ち上げて運びます。

そして、この専用車いすを、浴槽についているリフト装置にセットします。

後はリフト装置がこの車いすを持ち上げて、浴槽に入れてくれます。

寝たきりの方の特浴に比べ、ご入居者様にとっては体が持ち上げられるので、怖く感じるのが難点ですが、特浴の機械よりコンパクトで場所をとらず、価格も安いのがメリットです。

だからさくらの里山科では、２つのユニットで一つ、中間浴を設置してあります

ショートステイを入れて全部で１２ユニットありますから、中間浴は６台ある訳です。

特浴が１台しかない代わりに、中間浴が６台あるのが、さくらの里山科の特徴で、そのおかげで、ご入居者様の入浴回数を増やすことができています。

実は老人ホームでは、入浴は週２回の場合が少なくないのですが、さくらの里山科では平均して週３回以上入浴できています。

ご本人様がご希望して、なおかつ健康面で可能な場合は、週５～７回入浴されています。

できるだけご本人様のご希望をかなえること、そして普通の生活に近づけることが私たちの目標であり、それは入浴でも同じなんです。