ペットが活躍する本を紹介しているシリーズ
今回は、ちょっと珍しく、ラノベ(ライト・ノベル、若者向けの軽い小説)をご紹介します。
ご紹介するのは
「商社マンの異世界サバイバル」です。
主人公は元商社マンです。
激務に嫌気がさし、北海道の農家を買い取って、農業ライフを始めようとしたところ、
モンスターや妖精が実在する異世界に移動してしまいます。
ちなみに、この異世界物というジャンルは、近年ライトノベルで主流になっている一大ジャンルなんです。
そこで主人公は、自分が倒した狼(正確には狼のモンスター)の子供のアッシュを育てます。
「世界一可愛いアッシュ」という表現が頻繁に出てきたり、
「アッシュは肉がほしくて、手でタジタジしていた」
なんている、犬好きならではの表現が登場したりしていたので、
作者はかなりな犬好きだろうと思っていたら、やっぱりそうでした。
後書きに、長年飼っていたポメラニアンが亡くなったことが、この小説を書くきっかけだったと書かれていました。
だから、この本は、若者向けラノベの異世界ファンタジーであると同時に、
大の犬好きの作者が、亡くなった愛犬への思いを込めて描いた犬の本でもあるんです。
犬好きの人、犬を飼っている人へはお勧めの一冊です。