今年度の補正予算について、もうひとつは保育の人材確保・専門性向上という点について質問しました。

待機児解消が大きな課題としてあり、今回の議会でも議論されてきましたが、保育所を増やすことを継続してやっていかなければならない中で、どうやって保育士を確保し、人材育成を図っていくかということが継続した課題になります。その点についてです。

 

(かとうぎ桜子)

次に待機児童ロ作戦推進経費、保育委託費について伺います。

 

待機児童解消のために、今までほかの会派からもたくさん話しがありましたけれども、保育所の新設や既存の保育所の定員拡大で対応を図ってきているわけですが、こうして新しく保育所ができている中では、今後継続してそういった新規の保育所が、安全で安定的な保育をしていくことにもしっかり区として目を配っていかなければいけないという課題があるかと思います。

保育の人材確保や処遇改善あるいは保育士の専門性の向上について、事業者が課題と感じている点など、ご意見、要望などお聞きになっていればお聞かせください。

 

(保育課長)

先ほど(他の会派の質疑の中で)一部もうしあげましたけれども、年度途中でさまざまな理由でどうしても離職されてしまいますと、保育士の確保がなかなか難しいという声は伺っております。

そういった場合は、派遣職員の保育士の方にお願いしているという実態は把握しております。

 

(かとうぎ桜子)

これから待機児童解消を図っていかなければならないという課題がまだまだ残っている中では、人材確保とその方々が安心して働ける環境という点では課題があるかと思います。

 

決算の質疑の中でもセミナーの開催などもご説明されていました。

私立の保育所の従事者も、区が実施している保育の研修に参加されることもあるかと思います。そうした機会に積極的に参加していただくようにということをさらに働きかけるととともに、事業者また従事者がお感じになっている課題を聞き取る機会を設け、保育士の専門性、保育の質の向上についても区として取り組んでいただければと思いますが、改めて見解を伺います。

 

(保育課長)

保育の現場を預かっていただいている保育士の方は、区立、私立問わずお話を伺って、われわれの施策に反映させることは非常に重要なことだと認識しておりますので、現場の声を大切にして今後も務めてまいりたいと思います。

 

(かとうぎ桜子)

ぜひ、そのように取り組んでいっていただければと思います。