9月30日の全款補充質疑ではがんばってもう1テーマ質問しました。なにせ時間がないので、ちょっと触れる程度で時間切れになってしまったのですが…。

災害時のペットへの対応についてです。
動物のことは、2011年に東日本大震災が起こった後に一般質問で質問して以来、なかなか触れる機会がありませんでした。個別に担当者に状況は聞いていたのですが…。

色々な取り組みをしているのですが、継続して進めていく必要があると思います。

動物というと、つい可愛らしい姿を思い浮かべて、議会でこの話題を出してもみんなついニッコリしちゃうのですが汗、社会における動物を取り巻く環境は、残念ながらニッコリできることばかりではなく、大きな問題もたくさんあります。

動物をお金を出して売買することによって、動物の環境を考えずに繁殖させる人がいたり、責任を持って飼えないのに買って捨てたり保健所に引き取ってもらう人がいたり。だから殺処分もたくさんある現状。

災害時に関していえば、大切に飼育している人は、ペットのことが心配で避難できないと思う人もいるでしょうし、一方でペットは放置したまま避難してしまう人もいるから、その後の動物は飢えてしまったり、街を歩き回ってしまうことも…。

飼育されている動物は、人間の社会があることが前提で生きているので、人間の問題として考えていかなければならないし、動物のことは笑顔になれる関係ばかりではなく、大きな問題をはらんでいるということを、まずは社会で共有していくことが必要なのではないかと思います。

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(かとうぎ桜子)
ペット防災対策経費について伺います。
区民が飼育している動物への対応、災害時にどうするかということを取り組んでこられたと思いますが、昨年度は猫のことを特化してやったということです。どのような趣旨で取り組まれたのか、内容や参加者数、参加者からの声などをお聞かせください。

(生活衛生課長)
区では災害に備えて、例年、犬のしつけ教室を開催しております。昨年度は犬のしつけ教室に加えて、初めてテーマを猫に絞って防災の講演会を実施いたしました。

当日は約150人の区民の方にご参加いただき、講演内容のアンケートでは、約8割の方によかったという評価をいただいております。

猫ということで、人見知りをするという不安を思う声もございましたし、また、同行避難、区および避難拠点の取り組みを聞いて安心したという声もいただいております。

(かとうぎ桜子)
ぜひ、これからも取り組みを進めていただきたいと思います。

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それにしても課長の答弁の中で、「猫は人見知りをする」という言い方が、今まで使ったことのない表現だったので興味深く思ってしまいましたが…あせる

たしかに言われてみれば人見知りはしますが、猫にその表現を使おうという発想がなかった…(^^;)


(【参考】来客があって、カーテンの陰に隠れ、人見知り中のももちゃん。←6年前に知人が拾って引き取った、ウチの猫)