9月30日の全款補充質疑で質問した、2つ目の項目です。全体の時間が6分間ですから、前回報告した福祉避難所のことだけで結構時間がかかっていて、こちらの質問時間は短かったのですが…。

2015年度に、練馬区は区の広報物について、ユニバーサルデザインにするためのガイドラインを出しています。例えば、
・フォントは12ポイント以上にしましょう
・読みやすいユニバーサルデザインフォントを活用しましょう
・色覚に障害があって色の見分けがしづらい人でもわかりやすい色を使いましょう(あるいは色で違いを出すよりも濃淡で違いを出すなど)
といったことをまとめたガイドラインを作っています。

分かりやすいガイドラインです。私も自分の区政レポートが、書きたいことがいっぱいあって文字を小さくして詰め込みがちだったので、反省して、今月号のレポートからフォントは12ポイントにするように変えましたあせる

この話題をFacebookに出した時に、興味を持つ人がたくさんいらして、「ガイドラインの実物を見てみたい」とおっしゃる方もいました。

ユニバーサルデザインにはこういうことが必要なんだな、区はこういう取り組みをしているんだな、と知っていくことは大切だと思うのですが、残念ながら区のHPには載っていません。せっかくのものだからもっと有効活用できたらという思いで質問しました。

このガイドラインについては、他の会派の議員さんが「ユニバーサルデザインというのはさまざまなことがあって、今回のガイドラインは視覚・色覚障害が中心なので、例えば男女共同参画の観点から、使用するイラストには配慮が必要だとか、そういう色々な側面からのユニバーサルデザインも進めてほしい」ということをおっしゃっていて、なるほど確かにそうだなあ、と思いながら聞いていたのですが、それも進めるにしても、今回作ったものも活用していったらいいのではないかと思います。

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(かとうぎ桜子)
広報関係経費の印刷物のユニバーサルデザインガイドラインについて伺います。

これは区の広報物を作成するにあたって、文字の大きさや色など、視覚や色覚に障害がある方やご高齢の方をはじめ、どのような人にも見やすい印刷物を作るために、必要な観点をまとめているガイドラインだと思いますけれども、まず区がこのガイドラインを作成するに至った経緯をお聞きします。

(広聴広報課長)
まず、平成23年3月に作成されました「練馬区福祉のまちづくり総合計画」において、情報提供のユニバーサルデザインガイドラインの作成というものが位置付けられたものです。

それを契機にしまして、区では、区、あるいは関係機関からの情報発信のあり方というものを、誰もが分かりやすく、受け取りやすくするために、どのようなものがいいのだろうかということで印刷物を中心に検討を進めて、今般、ガイドラインを作成したということになっています。

(かとうぎ桜子)
区がこのような取り組みを進めていることそのものも、区民の方にもっと知っていただけるように、お知らせの工夫もしていただきたいと思います。
そうすることによって、ユニバーサルデザインはどういう取り組みが必要なのかということが、啓発にもつながっていくかと思います。ぜひその点は取り組んでいっていただきたいと思います。