9月29日の質問の際には、駐輪場のことについて質問しました。


大泉学園駅近くに自転車で行くと、1回利用の駐輪場がなかなかあいていないということがあります。買い物しようと思っていたお目当てのお店が駐輪場を持っているならいいのですが、そうじゃないときとか、駅前にとめて電車に乗って数時間出かける予定の時などは困ってしまいますね。


私も、自転車で行ったはいいけどなかなか駐輪場が見つけられなくて、なんだこれじゃあいっそ歩いてきたほうが早かったんじゃないかと思うことがあります。


でもここのところ、区立駐輪場の料金体系の変更や、銀行のところとかスーパーの付近などの民間駐輪場も、買い物できるような最初のしばらくは無料で、一定の時間から有料になるというしくみが入って、回転するようになり、だいぶ駐輪しやすくなってきたと思います。

多くの人はおそらく、好んで放置しているわけではなく、駐輪できる場所があればそのほうが心置きなく出かけられるでしょう。だから、駐輪場があいている状態になれば、放置自転車も減りますよね。



一方で、通勤で一回利用をしていた人にとって、仕事から帰ってくるまでの比較的長い時間をとめていると、今まで100円で済んでいたものが200円、300円になる。でも、非常勤だったりすると定期利用を借りるほどではないという事情もある。

そんなご意見を伺いました。



こんな風に、駅前の駐輪場がどうであったら使いやすいか、ということは、区外に通勤している人と、区内で働いている人・区内中心に暮らしている人とでは違うニーズを持っているのではないでしょうか。


でも、駐輪場を作るスペースはどうしても物理的には限られてしまう。そうしたら、どういう立場の人も折り合えるところを見つけていくしかないですよね。


私も、朝出て夜遅くまで戻ってこられないような日に、駅近の駐輪場にとめて2~300円になっても我慢するか、結構歩く駐輪場にとめて金額を抑えるか、といったことを考えます。


こうやって、自分たちの生活の中でどう折り合いをつけていくか、ということは、駐輪場に限らずまちづくりの中で大切なところではないかと思います。


だから、どうすればいいかという解決方法を行政が考えて、「駐輪場満杯・放置自転車発生」の状況を緩和するということだけではなくて、どうすればみんなが暮らしやすくなるかという観点でメリットデメリットを住民と一緒に考えていくということも大切なのではないかと思います。


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(かとうぎ桜子)

自転車駐車場指定管理者納付金に関連して伺います。


現在、駅周辺等の駐輪場の料金体系の変更が実施されているかと思います。


先ほどもほかの会派からもありましたけれども、一回利用で料金が決まっていたことで、一度とめたら長時間とめているものがあったりして、買い物のときなどに、駅の周辺などで駐輪できるスペースがなかなかあいていないといった課題の解決が必要だったということがあるかと思います。


ただ、一方で、仕組みが変更される際には、利用される方の状況に応じて、通勤のときに利用していた駐輪場が、今までよりも短い時間で料金が上がってしまうために困るというご意見を伺いました。特に大泉学園は、駅からも、バスからも遠い地域であるという事情もあるかと思います。


そういったご意見については、練馬区としてはどう受け止めて、捉えて、進めてこられたのか、そして、また、変更後の現在の状況について伺います。


(交通安全課長)

駅周辺の一時利用の自転車駐車場においては、買い物利用による放置自転車対策とともに、通勤・通学などの長時間利用と、また、買い物など短時間利用の目的の違う利用が、利用者の選択により使い分けができるように、施設の場所などによって時間料金の設定をしています。ご意見やお問い合わせにつきましては、これらを丁寧に説明し、ご理解をいただいています。


変更後、利用者からは、午後など、駅近くの自転車駐車場はいつも満車で利用できなかったが、買い物や鉄道利用に時間がないときなど、駅近くが利用できるようになってよかったなどの声も寄せられております。


あわせて、午後の買い物利用による放置自転車の減少にも寄与しているとともに、さらに施設利用の平準化、施設の利用率の向上と収入の増加といった効果も出ている状況にあります。


(かとうぎ桜子)

区民の方の状況も、その方によって置かれた状況が違っていて、駐輪場を利用するに当たっても、どういう点に着目されるかは人によって異なる部分もあるかと思います。そういう中でまちづくりを進めるに当たっては、さまざまある課題をどう解決していくかを住民とともに考えていくことが大切だと思います。


駐輪場を使いやすくする工夫を今まで練馬区がどう進めてこられたのか、その結果、どのような現状にあるのかも、ぜひ、積極的に区民に知らせていって、どうまちづくりに取り組んでいくのかを一緒に考えるきっかけづくりにもしていっていただきたいと思います。