9月27日の2015年度決算教育費の質疑で、図書館について質問した内容その2です。

途中で時間切れになってしまったので、どういう趣旨だったのかの補足説明も書きます。


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(かとうぎ桜子)

図書館における障害のある人に向けた取り組みについて伺います。


図書館で取り組んでいる障害のある方へ配慮した対応は、どのようなものがあるかをお聞かせください。


(光が丘図書館長)

視覚に障害がある方には、点字資料あるいは録音資料などを区で作成するほか、サピエ図書館などと連携して貸し出し等を行っているものです。

また、対面での朗読サービスあるいは拡大読書器の設置などをしているところです。

また、外出困難な障害をお持ちの方には、資料を郵送するサービスも行っているところです。

聴覚に障害がある方には、筆談ボードの設置や手話通訳、要約筆記つきの講演会などの開催をしているところです。


(かとうぎ桜子)

事前に図書館で取り組んでいる障害のある人に配慮した講演の状況についての資料をいただいたところ、昨年度は5回手話つきの講演会やおはなし会をし、今年度は視覚障害のある方の講演などもされているということでした。

昨年度と今年度は、これらの取り組みを3館で実施されているということです。館によってそれぞれ企画の工夫をされているのは大切なことだと思いますけれども、一方で、区全体としてこういう取り組みを広げられるように工夫していっていただきたいと思います。


それから、音声ガイドや字幕つきの作品の上映などは実施されていないのかという点をお聞きします。


(光が丘図書館長)

視覚障害者向けの上映会でございます。現在、実施して……。


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ここで時間切れでした。えー!現在実施して…なに!?いるの、いないの、どっち!?(笑)


個別に確認したところ、現在は実施していないようです。

図書館の資料の中でも、音声ガイドや日本語字幕つきのDVDはなく、今後考えていきたいということでした。


時間切れで言えませんでしたが、ほんとは私が言いたかったのは、次のようなことでした。


 声ガイドや日本語字幕付きの上映などは視覚や聴覚に障害のある方が映像を楽しむために必要な対応ですが、他の自治体や民間の取り組みも広がってきています。

こうしたガイド付きの作品は障害のない人が見ても、情報を補うこともできたり、障害のある人にどんな情報のサポートがあると分かりやすくなるのかという参考にもなります。


行政の取り組みとしてこうした配慮をしたイベントを開催することは、障害のない人に対する啓発にもつながると思います。また、図書館の資料としてガイド付きの映像資料を充実させていくことも必要と思うので、練馬区としてもぜひ取り組んでいただければ。


こんなことが言いたかったというわけでした。