1年前の予算の質疑の際にも質問した若者サポートステーションの関連の質問です。

1年前に質問した時は時間切れで、事実関係の確認しかできず、質問のていをなしていなかったのでブログには載せなかったのですが、若者サポートステーションと区との関係について担当者が以下のような答弁をしていました。(区議会ホームページの議事録より)


「区の予算で実施します若者自立支援事業につきましては、今お話がありましたとおり、平成25年度まで区の事業の若者スタート支援事業の予算の充実、事業拡大を行うとともに、サポートステーションの運営団体に委託して実施しているものでございます。

事業の効果といたしましては、サポートステーションと切れ目なく行うことができて、一貫性、継続性のある支援ができ、更に進路決定者の増加にも結びついているものでございます。

今後の課題といたしまして、区としては順調に進んでいると思いますけれども、更にネットワークを構築し、関係機関の連携を強めていくことが重要であると考えてございます。」


今回は、この1年実施してきた状況を質問しました。


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(かとうぎ桜子)

若者自立支援事業経費について伺います。


この若者自立支援事業は、国の事業である若者サポートステーションに、区として上乗せする形で2014年度から実施されているかと思います。


昨年の予算のときに質問した際にも、この事業のことをお聞きしたのですが、その際、事業の成果と課題について、「一貫性・継続性のある支援ができるようになった、今後はさらにネットワークを構築して、関係機関の連携を強めていくことが重要」という答弁をされていました。


事業も1年目から2年目に入って、落ち着いてくる部分もあるかと思いますが、この間どのように取り組んでこられたかをお聞きします。


(青少年課長)

若者の自立支援については、若者対策、若者の支援機関等のネットワーク構築が大変に重要であり、大きな力を発揮するものと考えております。


このことから、今年度は区とこの若者自立支援事業を受託するねりま若者サポートステーションとの間で、定期的な協議の場を設けまして、新たにネットワークに加える機関、団体等について、お互いに検討して、さらにそのアプローチ方法についても、区との分担について検討するなど、積極的に協議を行ってまいりました。その結果、着実にネットワーク構築が進んでいるものと考えており、今後ともネットワークの強化を図ってまいりたいと考えています。


(かとうぎ桜子)

今回の予算の資料の款別の主要事業の説明の中に、この若者自立支援事業は充実させる事業と書かれています。これまで取り組んでいる中で、今もさまざまなご説明がありましたけれども、今後充実させていった方がいい、させるべきであるとお感じになった点は、どういうところだったか、また、今後はどのようにすすめられるかをお聞きします。


(青少年課長)

今も申しあげましたとおり、現在は区独自の事業の若者自立支援事業を、ねりま若者サポートステーションに実施団体に委託して実施しているところです。


その中で、メニューの一つであります体験就労について、現在は短期間での体験就労というメニュー一つになっておりますので、今後はこの就労を希望する若者のそれぞれの準備段階に応じて、期間をもう少し長く設けたり、また、職員のフォローを継続的に行なうなど、さまざまな今は検討をしているところであり、区の実施団体である、ねりま若者サポートステーションと協議を積極的に進めているところです。


(かとうぎ桜子)

それから、第四次男女共同参画計画の中に、若い女性への支援 ということが新規の取り組みとして記載されています。若い人への支援をきめ細かに実施するのは大切なことだと思うのですけれども、それに当たっては、従来、区としてのいまご説明のあったような若者支援との連携が必要かと思います。


そこで、青少年課の立場として、こういった男女共同参画の施策とどのように連携をしていくかを伺いたいと思います。今まではどのように行ってきて、また今後はどのように進めたいとお考えになっているのか、お聞きします。


(青少年課長)

男女共同参画センターとは、これまでも連携をしてきたところではございますけれども、先ほども連携強化のところで申し上げましたとおり、今年度は積極的に連携強化を図った一つでもございます。


また、今もお話がありました練馬区男女共同参画計画の策定についても、十分承知しております。この両点を踏まえまして、さらに若い女性がねりま若者サポートステーションを活用できるような仕組みについて、この男女共同参画センターと十分な連携を図りながら、さらに進めてまいりたいと考えてございます。


(かとうぎ桜子)

若者と一口に言っても、男性・女性、仕事をしている人・していない人、家族の状況など、それぞれお持ちの生活課題は多様であると思いますが、若い世代だからこそ、今まで見過ごされがちだった課題を、練馬区として捉えていくことは大切だと思いますので、ぜひ今後も充実を進めていただきたいと思います。