(かとうぎ桜子)
セクシュアルマイノリティについて伺います。
昨年秋の決算特別委員会 で、セクシュアルマイノリティの方が安心して相談できる窓口を設置する必要性、セクシュアルマイノリティに対する正しい知識を持った職員が対応することの必要性、また区民への啓発・情報提供の必要性について指摘をしました。
セクシュアルマイノリティは、社会の無理解のために当事者にとって自身の存在を否定されるようにも感じる場合があり、精神的な不調や自殺の問題も深刻であるとうかがっています。
こうした課題に対し、現在、国や東京都でも超党派の議員による取り組みが始まるなど、社会の無理解とそれによる人権侵害の問題を解決するための施策が進められようとしています。
今回練馬区でも男女共同参画計画素案の中に「性的マイノリティの方への情報提供および区民への啓発」が新規事業として記載されました。性の多様性をふまえた対応をしていくことを男女共同参画計画に入れることは重要であると考えます。
今後のとりくみとして、たとえばこどもたちへの啓発を充実させることによって性自認に悩むこどもたちが相談できるよう支援していくなどの取り組みが必要と考えますが、練馬区としてはセクシュアルマイノリティに関してどのように取り組まれるか、方針をお聞かせください。
(総務部長)
次に性的マイノリティの方への支援についてです。
区は、当事者や専門家を招いた講演会やセミナーなどの区民向けの啓発に取り組んでおり、昨年度実施したセミナーも大変好評でした。
今後も引き続き、さまざまな媒体を活用した啓発に取り組んでまいります。また、性別や性的指向にかかわる悩みを抱える方に対し、区報やホームページ等を活用し相談窓口の周知や必要な情報の提供をいたします。あわせて、研修等を通じ職員の相談スキルの向上や専門知識の習得に努めてまいります。
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質問の中でも言及しているように、昨年秋にも質問したセクシュアルマイノリティについてですが、今回男女共同参画計画に明記されて取り組まれるようになりますので、改めて質問しました。
渋谷区が条例をつくったことをはじめ、この1年弱で急速に取り上げられることの増えたセクシュアルマイノリティについてですが、まずは皆が正しい知識を持つこと、それによって当事者が安心して生活できるようになること、当事者の声に耳を傾けることが大切であると考えています。
私の友人には、カミングアウトしてくれている当事者が結構いますが、私の友人の中にカミングアウトしてない当事者もいるかもしれないし、それはみなさんの周りの友人知人も同じだと思います。
遠くにある問題ではない、すぐ近くにあることだという想像力が大切だなぁ、といつも思っています。