介護人材の問題については、サービス提供責任者のことと、ヘルパー研修のことを質問しました。
いっぺんに書くとややこしいので、まずはサービス提供責任者のことを書きます。

サービス提供責任者というのは、訪問介護のサービスを提供するときに、そのヘルパー事業所と利用者の契約に関わったり、ヘルパー派遣の調整をしたり、ケアマネと連絡をとって調整をしたりする仕事です。基本的にヘルパー1級以上の資格を持っていなければなれないものですが、2級資格でも3年以上の実務経験があればやることができました。しかし今年度から、2級資格しか持っていない場合は報酬が減算になるという問題です。

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【かとうぎ桜子の質問】

介護人材の確保について伺います。
今回の介護報酬の改定で、ヘルパー2級資格を持ったサービス提供責任者については、報酬を1割減算することになりました。
今年度中に介護福祉士やホームヘルパー1級などを取得する見込みがあることを条件にして1年間は減算を行わないという経過措置は設けられていますが、特に在宅介護については、人手不足とパート等での対応、低い賃金という現実がありますので、新たな研修の受講の負担が増えてしまうと、費用や労力の負担が重く、サービス提供責任者の離職が心配されます。

キャリアアップのインセンティブであれば、2級の報酬減ではなく、1級以上の資格取得者の報酬増という形もあり得るわけで、国の方法には疑問を感じます。
そこでお聞きします。

★区として、このサービス提供責任者の報酬の減算の問題について、現場の実態をどのように把握しているでしょうか。また、この問題について区としてはどう考えているのかをまずお聞かせください。

★二点目に、研修への支援など、区として2級資格でサービス提供責任者をやっていた人たちの離職を防ぐための支援策についてどうお考えになっているか、お聞かせください。

【福祉部長の答弁】

サービス提供責任者の報酬の取り扱いについてです。

今回のサービス提供責任者の報酬改定は単に報酬の引き下げを目的としたものではないと受け止めております。サービス提供責任者が、利用者に質の高い介護サービスを提供することができるよう、「介護福祉士」資格の取得に努めることを促すため制度改正されたものと認識しております。

なお、「介護福祉士」の資格取得に向けた研修の実施などについては、練馬介護人材育成・研修センターと協議を行っているところであります。

新しいキャリアアップの仕組みが、離職にむすびつかないよう適切な情報提供や制度改正内容について、丁寧に説明を行い、介護職員の声を聴いてまいります。

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【コメント】
単に報酬の引き下げを目的にするものではない、というのは当然のことなのですが[emoji:e-263]

前回紹介したヘルパーの生活援助の時間の引き下げもそうですが、ヘルパーの働きづらさがさらに進むのではないか。そうすると離職が増えて利用者にとって使いづらくなるのではないか・・・心配です。

ひとまず区としてできることとしては、答弁にもあるように研修センターでの研修の充実と現場の声を聞くことかと思います。
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