気仙沼の旅2日目は、大島に渡る日でした。朝起きて、気仙沼市内をぐるっと車で回った後、フェリー乗り場へ。大島はフェリーで25分ほどの距離にあります。



(フェリーから見た景色)


到着後、大島中学校のグラウンドにある仮設住宅にお邪魔しました。
ここも、前回からお邪魔して、住民の方からお話をうかがっています。今回も10人近くの方が集会室に集まってくださり、お話を聞かせてくださいました。仮設住宅から公営住宅に移るまではまだしばらくの時間がかかるようです。
(お家なので、残念ですが写真はお見せすることができません。)


その後、食堂で昼食をとり、「おおしまハーティケアセンター」へ向かいました。
ここも前回からお邪魔していますが、高齢者のデイサービスをやっている施設です。
今回は施設の所長さんと地域の児童館の館長さんがギターを練習してくださっていて、それにあわせて皆で歌いました。
練馬から行った、歌の上手なKさんが音頭をとって歌ってくださった場面も。



その後、場所を移動して大島小にある児童館で、館長さんから被災したときの経験を伺いました。


この写真は現在、大島にある「亀山」という山から大島と海を見渡した写真です。
この亀山に登るために、以前はリフトがあったそうなのですが、震災と津波が起きた時に気仙沼に広範囲にわたる火事が起き、亀山も火災が起こってしまってリフトはなくなってしまったそうです。



この写真は、かつてあったリフトに、気仙沼のゆるキャラ・ホヤぼーやが乗っているところです。


児童館長は震災当時は小学校の校長をされていたため、学校での対応に当たられていたということですが、こどもたちが津波の被害にあってしまったと分かったときのつらかったお気持ちなどもお話してくださいました。
思い出すのもつらい経験をお話いただき、感謝しています。

そして亀山に登り、大島を一望。


(亀山にある神社の狛犬。口が「~」のような形で可愛い。)

宿泊先の民宿へ移動しました。


今回宿泊した民宿「みかみ」さんは、この5月にオープンしました。かつて営んでいた民宿は津波の被害にあい、ようやく再建されたそうです。詳しくはこちらの記事 をご覧ください。

民宿のご主人から再建にいたるお話を聞いたり、美味しい旬のお魚をいただいて民宿でのひとときを過ごしました。

次回へ続く