国の子育ての制度が大きく変わろうとしています。それに合わせて区も新たな計画を作ったのですが、その中に「(仮称)すくすくアドバイザー」というものがあります。これは国の制度では法定で位置づけられている利用者支援事業です。その内容について質問しました。

(かとうぎ桜子)
利用者支援事業経費について伺います。

来年度から始める「(仮称)すくすくアドバイザー」は、来年度は区役所内に1名配置ということですが、今まで区が行ってきた子ども家庭支援センター等での相談との役割の違い、また、すくすくアドバイザーになる人の資格や実務経験、常勤かどうかなど、基本的な立場についてお聞かせください。

(練馬子ども家庭支援センタ―所長)
利用者支援の方は、「すくすくアドバイザー」と申しまして、来年度については、子育て支援課に配置する予定です。
こちらは、現在も子ども家庭支援センター等で受けております相談等というよりも、入り口という考え方です。

広く浅くということで、全体的に何を困っていらっしゃるかわからないという方もおりますので、一元的にそこをきちんと受けとめて、橋渡しをするという役割です。

の方は、来年度については、保育士、児童指導等の経験があり、育児・保育に関する知識経験があって、地域の社会資源等をよく知る方ということで、再任用の配置を予定しています。

(かとうぎ桜子)
子育て中の方にとっては、どこにまず相談していいかわからないという場合の入り口としての役割を果たしていくということかと思います。

保健相談所であるとか、子育て支援関係のさまざまな機関との連携はどのように進めていくか。また、再来年度以降の配置の広げ方について、区の考え方をお聞かせください。

(練馬子ども家庭支援センター所長)
現行のところについては、より専門的なということがございますので、まず、一元的に、しっかり入口で受けていただき、そことつなぎをしていただく。
そこで専門的な、もっと具体的なものが知りたいものについては、しっかりつなぎをして、利用者に対しての支援をしていきたいと考えています。

平成28年度以降については、練馬駅北分室、大泉子ども家庭支援センターにまず配置させていただき、平成29年度に光が丘子ども家庭支援センター、関子ども家庭支援センターと広げてまいります。

(かとうぎ桜子)
まず、来年度は再任用で経験のある方を子育て支援課に配置するということなので、再来年度以降、それぞれの地域のこども家庭支援センターに配置する際に、きちんと専門につなげることができる方が当たれるように、来年度はやり方を検証していっていただきたいと思います。

利用者支援事業は、今回は法定の事業ということで必ずやらなければいけないものですけれども、相談の場として、区として実効性のあるものにしていっていただきたいと思います。