ブログの更新が少しあいてしまいましたが、まだ決算の質問の続きです。
今回は、子育てのひろばについて。3歳以下のこどもとその親が行って遊んだり、そこにいるスタッフに子育てに関する相談をしたりできるのが子育てのひろばです。区立でやっているものと、民間団体が設置運営しているものに区が支援をする形態のものがあります。
3歳以下のこどもが多い地域でもまだひろばのない地域があるという課題を指摘しました。

(かとうぎ桜子)
民設子育てのひろばについて伺います。
現在、民設の子育てひろばは10か所ありまして、今年の10月に石神井台に新たにオープンすることで11か所目ということになります。

次世代育成支援行動計画では、2014年度末までに13か所を整備するという予定になっています。10月に新たにオープンしても、まだ、あと2か所の整備が残っているということになりますが、今後、現在の計画期間中にどのように整備されていくのかをお聞かせください。

(練馬区子ども家庭支援センター所長) 
民設の子育てのひろばについては、民間の力を活用した中でのひろばの充実に努めている事業内容です。

区としましては、広く事業者の公募を行いまして、安全性、事業内容、さらに地域のバランスなどを考えながら進めているところです。そういった面を踏まえながら、計画の達成に向けて努力してまいりたいと考えているところです。

(かとうぎ桜子)
今、安全性とか地域性などを考えながらということでしたけれども、民設のひろばを整備するに当たって、区としては、事業者、団体に対してどのようなことを特に求めているのか、区として子育てひろば事業の中で特に重視しているのはどんな点か、考え方をお聞かせください。

(練馬子ども家庭支援センター所長)
親子が安心してひろばを利用して、その中でさまざまな子育てについての悩みだとか、お互いに育児について教え合うということが重要です。
そのためには、事業の安定性は言うまでもございませんが、事業者のこれまでの実績ですとか事業内容、そういった点について重視しているところでございます。特に、これまでの子育て支援にかかわった事業の実績という点が重要であると考えています。

(かとうぎ桜子)
この子育てのひろばは3歳までのお子さんが利用するものであるということで、練馬区の3歳以下の地域別の人口を地図に落としてみたのですけれども、例えば、桜台とか、春日町、高松、早宮、田柄、土支田、谷原、三原台など、3歳までの子どもの人口が多いにもかかわらず、ぴよぴよ(注※区立の子育てのひろば)も含めて、子育てひろばが1か所もない地域もあります。

まだまだニーズは多くあるのではないかと感じるところですが、今後、区としては、ひろばの拡充に、今回の計画より先も含めて、どのように取り組んでいくお考えなのか、お聞かせください。

(練馬子ども家庭支援センター所長)
今お話しいただいたとおり、子育てのひろばについてはやはり地域の中で、親子同士が一緒に来て、さまざまな地域の方とのつながりを構築していくということが重要ですので、地域の中で、練馬区の中でバランスのとれた配置ということも考慮していく必要があるかと思います。

ただ、一方で、民設の事業者の公募という形になりますので、なかなか思う通りにできるかどうかということもございます。そういった点は、区立の施設でございますぴよぴよとの整合性を含めながら、広く、さまざまな練馬区内の地域の区民の方が親子で利用できる施設の整備に今後努めてまいりたいと考えています。

(かとうぎ桜子)
小さなお子さんがいらっしゃって、保育サービスなども利用していないという場合、子育ての不安を相談する機会がないということもあるかと思います。

児童虐待の未然防止や早期発見という意味でも、ひろばの意義は大きいと思います。しっかり取り組んでいただければと思います。