桂材 一木にて彫り出しました。
拈華微笑という言葉からの着想で
遊行する観音様と居合わせた猫との以心伝心。
そんな一コマを表現しました。
通常の仏像とは違い、動的な表現が入っている為、
何枚ものスケッチを繰り返し、
蓮や、猫、台座まで全ての部分を
一本の大きな桂材から彫りだしてますので
特殊に変形した彫刻刀を特注したりと
こだわりの一作です。
支えてくださった多くの方々のお蔭様で、
先日の仏像彫刻展でこの作品が『中外日報賞』を頂きました。
関係者各位に深く御礼申し上げます。
合掌 覺山
