お待たせいたしました。路地猫さんの案内で、私娼街のあった旧玉の井の町(現在の墨田区墨田3丁目周辺)の路地裏をうろついてみましょう。
あれ?クロネコさんが、いつのまにか、白猫さんに変わってますね。
どうやら、クロネコさんは、年末にかけて、ちょっと忙しいらしいです(笑)
いろは通り商店街には、昭和の面影たっぷりのお店が並んでいます。
靴屋さんのようですが、このお店は、私娼街当時のなごりがあります。
この、ウインドーの下のタイルは、遊郭建築の特徴のひとつと言われています。
当時の警察は、私娼街の家屋には、このタイルをなるべく使うように指導したらしいです(理由は不明ですが)
この家も、塗装を塗りなおしてますが、あきらかに、普通の家ではなく、こじんまりした遊郭の雰囲気を漂わせています。2階の窓の長い手すりも、民家っぽくないです。
私が小学校時代は、こういうかんじの文房具屋さんが多かったですね。
おっと!いつごろのポストでしょうか、まさか、現役ではないでしょうが・・・
ほんとに使われていた証拠、郵便物の収集時刻が書いてありますね。
なんか、顔みたいですよね、隅田湯。
裏道にまわると、使われているのかよくわからない、古いアパートも、いっぱいあります。
小さな町工場も、あちこちにありますが、作業している気配がありません。
細い路地裏をどんどん入ってゆくと、行き止まりの道に迷いこみます。
故永井荷風さんは、この街を「迷宮」と呼んでいたそうです。
ちょっと路地裏に入ったとたん、自分がどこへ向かっているか、たちまち、わからなくなるからです。
建ってから、相当な年数が経過してるので、このあたりでも、数えるほどしか、残っていません。
もう誰も住んでいないでしょうから、姿を消すのも時間の問題です。
この建物も、遊郭建築です・・・壁面の塗り直しをやってますが、ゆるいカーブで、それとわかります。
ホームセンターなんかでは、ちょこっと、自転車直せる人もいないですから、不便ですよね。
大きくなった植木を大型のポリバケツに・・・ほんとに、気取ってないです(笑)
いつもご愛読、感謝申し上げますっ