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あたまの良い人との差は何か。これまでの人生の中で何度も気付かされたことがあります。

やっぱりあたまの良い人は深い。些細なことでもとにかく深い。将棋でいうと何手先までも考えて今の一手を指している。そこが違う。圧倒的な差なのです。

「ここが岐路だな」と思ったときは私だって深く考えるのです。ところが日常生活にははっきりとした岐路なんて滅多になく、小さな選択の繰り返しです。このときの考えが非常に浅い。ノリで行動してしまうのです。

中学受験はノリで成功したりしない。当初から直感的にそう思っていたのです。学がある親たちが子の手を引いて臨んでくるこの世界は、生き方の差が出てしまうと思ったのです。行き当たりばったりのこの私のままでは子どもは相当不利になる、そう思っていました。


中学受験を通して子どもに伝えようとした「これをしたらだめなんだ」のひとつに、「意気込みで結果を出そうとするやつは必ず負ける」というものがあります。

受験が近づくこの時期になると、結果よりも頑張ってくれるかどうかの方が大事という声があちこちで出てきますが、「頑張ってさえくれれば結果が出なくても納得できる」と考えた時点で、既に言い訳の準備に入っていると私は思うのです。

「頑張れば納得なんだ」と子どもに言うと、頑張ることが評価だと誤解し文字通り頑張るかもしれません。しかし、結果に拘らない頑張りに戦略なんてないのです。

「とにかくやるしかない」というセリフを、私はこれまでの人生で何度口にしてきたかわかりません。無我夢中でやればあとは神頼みというノリなのです。これでは結果につながらない。神様はそこまでお人好しではないようなのです。

今やっていることがどのように結果にアプローチするのか、時間がない中でこれは有効な策なのか、本当にこれしかないのか、他にやれることはないのか、結果に拘ることによってその答えから曖昧さが消えていきます。

どうしても辿り着かないといけない勝負では、何となく頑張るという選択肢はありません。


毎日夜中まで勉強する。眠い目をこすって頑張って勉強する。これで結果が出ると思っている子もいれば、頑張ることが目的になってしまっている子もいます。

結果を出す子は違うのです。結果を最優先に評価する習慣を持った親のもとで育つと、自然と子どもも結果重視の考え方になるのかもしれません。

「これだけ頑張ったのにだめだった」

これでは、劣等感を持ち負けぐせがつくかもしれないから、頑張ることを目的にさせてはいけないのです。

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さて、あと4か月をきりました。地域によっては3か月。

受験の結果は非情すぎるから、親のプレッシャーが増します。


ここからはノリでなく、頑張り度合いではなく、何をどんな手順でやるか。どこまでならできるのか。

入学試験会場で、「考えうるすべての手は打った」と断言したい。

そのために、今までで一番緻密な戦略が必要な時期がやってきました。

一歩一歩着実に、確実に。

2017.10.3

桜井信一

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