【お知らせ】
『桜井信一の最難関算数教室』が7月28日発売開始となりました。
いやあ、これね。不思議なんです。
期限が迫っているなかで、焦って焦って受験まであと何日と考えていたあの頃、あーんなに難しく見えた問題が、「この程度で悩んでいたのかあ」と思うことが最近よくあります。
例えば最難関算数教室で取り扱っている問題というのは、塾の本科テキストにある問題よりもかなり難しい。
でも結局いくつかの方法を組み合わせて一見難しく見えるようにしてあるだけで、そこまで無茶はしてこないのです。
でも、これが当時は発狂するほど難しく見えたのです。
いや、実際に発狂してたかも。
「こんなの解けるやついるのか?」なんてよくぼやいたものです。
(無茶な問題も結構含んでおりまして「激辛」と表記しています)
ところで、色んな場面で「よく覚えてますよねー」と言われることがあります。
そういえばもう何年も経っている。
ひょっとすると、ゆっくり時間が流れているときの方があたまがよくまわるのかな。
当時は焦ってばかりいて余計に難しく見えたのかもしれません。
どの難易度の志望校であっても、何だかんだであと5ヶ月。
4ヶ月半になった地域もあります。
今まで習ったことがどんどん積み上がり、それこそ崩れ落ちそうなくらい積みあがったとき、急激に解けるようになっていきます。
「伸びた子」と「横ばいだった子」と大きく分かれる最後の機会。
うまく運べば、4ヶ月後の学力は想像以上。
なんだあ、この程度のことを難しいと思っていたのかあ、そう思うときがくるかもしれません。
「みえた!」
そう思う日がくるか!
それが半年後にきてもね(*_*)。
だから不安なんですよね。
私もそうでした。
いつになったら漬物石が動くのか、あたふたしてました。
苦しかったなあ。
くぅーーーーーっ!
思い出すだけで鳥肌がたちます。
間に合うかな?ではなく、間に合わすのです。
2017.8.28
桜井信一