【スペシャリスト制】 | 美容師 吉本早瀬の 「 髪トーーク★」

美容師 吉本早瀬の 「 髪トーーク★」

kakimoto arms 自由が丘CREO店でスタイリストをしていました。2018年3月より…Next Step
2019年は海外セミナー / 外部撮影も精力的に頑張ります!

おはようございますニコニコ

ヘアスタイリスト 早瀬です★



kakimoto arms は今年の4月で35周年なんです。

自由が丘でスタートして、今は銀座や青山の一等地で流行るサロンに成長してますが

そこに至るまでのストーリーや会長(創始者である前社長)の反省を綴った

自伝的な本が出版されて、僕が入社する前のお店のことなどが書かれていて

スタッフながら勉強できました。



そして、うちで打ち出しているシステム

【スペシャリスト制】

について、僕が去年から拝読しているネイルサロン経営の実業家である鈴木貴之様のブログで

当店を紹介して頂けたので、

この機会に僕からもこのスペシャリスト制についてお話しさせてもらいます。


鈴木貴之様のブログはコチラにリンクしてます





kakimoto arms では全店 

ヘアカラーリスト
ヘアスタイリスト(カッター)
ネイリスト
レセプショニスト
アイブロー&アイラッシュスタイリスト(銀座2丁目店のみ)
メンズグルーミングスタイリスト(銀座2丁目店のみ)
セラピスト(銀座店・銀座2丁目店のみ)

のように、各セクションごとにスペシャリストの専任制にしています。



よく他サロンの方から「分業制ってどうなんですか?」

と訊かれますが、

分業とは意味合いが違うのです。


「え、美容師なのにカラー出来ないのはどうなのかな・・・」とか

「美容師なのにカットしないの?」


と意見を同時に頂きます。


僕も最初は戸惑いがありました。




でも、お客様目線で考えてみて下さい!


カラーとカットって必要な技術は違うじゃないですか。

専門で突き詰めて勉強しているスペシャリストがやってくれたら

クオリティが上がって嬉しくないですか??





ファッション屋さんとして一つのお店で

スーツと靴とダウンとを作っているのと、


スーツはスーツ専門の仕立て屋さん

靴は靴専門の職人さん

ダウンはダウンに特化した職人さん

が作った方が高価値のものが提供できると思います。


スーツ⇒ISSEI MIYAKE
靴⇒MIHARA YASUHIRO
ダウン⇒モンクレール


みたいなイメージです。



それを一つのお店で出来るように

サロンの規模 教育 投資 色んな部分を17年かけて作り上げました。



もちろん僕も一人の美容師ですからカラーリングも出来ますよ。

社内の試験もちゃんと受かってますし。

でも、お客様のカラーデザインはカラーリストの力を借ります。


同時に3人 4人と掛け持ちして施術しないといけない時でも

カラーはアシスタントの選定ではなく、

カラーリストが専任担当者としてデザインしてくれます。


そのためのデザインコラボレーションの勉強会を常にやっています。
 


ネイリストがいるのは忙しいお客様が

美容室にいる時間を有効に使えるようにという潜在ニーズを考えて作り


レセプショニストがいることで

忙しい中、お会計や予約TELがあっても技術者が手を止めることなく

目の前のお客様に集中することが出来ます。



ホスピタリティやデザインクオリティを上げるためには

どちらも必要不可欠なポジションです。



でも、それだけの教育や投資をしていくと

価格を抑えるのにも限界があります。

それでも私達のサロンでこれを進めてきたのは

スペシャリストにキレイにしてもらいたいという

美容への意識の高いお客様に支持してもらいたいから。


支持してもらえるような技術者でありたいと夢を持って働いているからです。





スペシャリストでなければいけないから

僕もカッターとして逃げ道はありません。


カラーが得意とか言ってられないし・・・


スタイリストとしてもっと勉強していかないといけない

それがスペシャリスト制です。