こんにちは
一口にビタミンといってもその成り立ちはもちろん、カラダにおける効果・効能もまたそれぞれ異なるものがあります。一般的にたくさんの種類のビタミンを区別するのは難しいことですが。
今日は前々回のビタミンCではなく、ビタミンAについてのお話です。
ビタミンAは主に動物性食品に含まれ、皮膚・粘膜・目の健康、動物の成長に関わる脂に溶ける(脂溶性)ビタミンです。
食物繊維もそうですが、ビタミンAもまた摂取する食品によりその種類が異なるのですよ。
動物性食品に含まれる、レチノール、レチナール、レチノイン酸の三つを脂溶性ビタミンといい、これらを総してビタミンAといいます。
これに対し、植物性食品(緑黄色野菜)に多く含まれるβカロチンなど動物体内でビタミンAに変換されるものをプロビタミンAといいます。
ちなみに、海苔は植物性食品に属します。
目の健康にはビタミンA;
ビタミンAは夜間の視力の維持に効果がある栄養素です。人間が薄暗い場所でも目が慣れて見えるようになるのは、目の網膜に光の明暗を感じる「ロドプシン」という物質があるからです。ロドプシンは暗いところでもかすかな光に反応し分解され、その刺激が脳に伝わることでものが見えます。
夜盲症(とり目・鳥目)は、このロドプシンが壊れたために起きる症状ですがロドプシンの主成分はビタミンAであるため、再合成にビタミンAが必要とされています。
また、色を見る力にもビタミンAが関わっており、目の網膜に光の受容体が多く存在し、昼間はカラーで、暗いところではわずかな光でも見分けることができる仕組みになっています。
このように、ビタミンAは目の働きに大きく関わっています。
お肌の健康とからだ全体の健康に;
ビタミンAは、皮膚や粘膜を構成する細胞を作る機能を維持するのに必要な栄養素で、免疫作用など全身の健康維持にも欠かせません。
皮膚、目の角膜や粘膜、口、鼻、のど、胃腸、肺、気管支、膀胱、子宮などを覆う粘膜を健康に保つ働きと、特に皮膚の粘膜は病原菌などの侵入とウィルスなどからからだを守り、感染症予防して全体の免疫力を高めることに役立ちます。
ガンを予防および抑制する効果;
体内で過剰な活性酸素が発生すると、細胞の遺伝子を傷つけてガンを引き起こすそうです。
最近の研究によると、
「ビタミンAを多く摂っている人ほどガンの発生率が低い!」ことが報告されています。ただ、ビタミンAの過剰摂取すると、副作用とあらたな健康リスクを伴います。そこで現在、注目されているのが前述しました体内でビタミンAに変換されるβカロチンすなわち“プロビタミンA”です。
βカロチンは、体内に入ると、体内でビタミンAが不足した分だけ(必要量だけ)ビタミンAに変換され、残りは体内に蓄積または排出するとても優れた栄養素なのです。βカロチンは安心して摂取することができますよね。
では、どのような食品にどれくらいビタミンAが含まれているのでしょうか?
海苔は…、続きは次回にお話します。
ではでは…
アメクリップメンバーのご紹介
読者登録500人到達おめでとうございます!
★霊が見える人って 意外と多い? ~ 動画 & 圭花さん ご紹介