今回は、自作焚火台(焚火マシン)の製作編です。
構造は簡単、空き缶とトタン板で作った一次燃焼空気取り入れ口と二次燃焼用空気の取り入れ口兼余熱用の外筒で構成されています。
二次燃焼で煙も少なく、ソロキャンプでお湯を沸かしたり、焼き物をしたり、夜は焚火を楽しめるのでとても気に入っています。

完成


一次燃焼で発生した熱で二次燃焼用空気を予熱し、
発生したガスを再燃焼させます。
焚火マシン構造図2-1

入浴剤の空き缶に火床用穴のパソコンで作った紙製のテンプレートをスティックのりで貼り付けます。


テンプレート


Φ8.5 ドリルで穴開け。小さなした穴を開けておくと穴位置が定めやすいです。
1号機ではΦ4.5の穴としたところ灰がつまりやすかったので2号機では大きめにしました。

穴あけ


一次燃焼空気取入れ用袴の製作です。
トタン板を切り出し加工。

袴展開

ビス止めするだけ。

袴完成


一次燃焼用空気調節筒の切り抜きです。

空気調整1

袴に取り付けました。
スプリングを入れてあるのでつまみをつまむと筒がゆるんで回転させることが出来ます。
つまみ部分は大きめにしてあるので、放熱して焚火中素手で触っても熱くありません。

空気調整2


筒を回転させ一次燃焼用空気の量を調節できます。

空気調整3


全開にしたところです。

空気調整4


袴を空き缶に取り付け、左は外筒です。
φ8.5火床のテスト後なので空き缶は焼けています。
外筒の上部円周上に3本のビスが見えます。
ここに、あとから説明する二次燃焼空気用ノズルを載せます。

外筒と缶


空き缶と外筒の間に隙間を設け固定するための針金です。

針金


針金を空き缶に巻きつけ、上から外筒を被せます。
巻き付け


外筒を被せていきます。
針金を調節して少し固めにすると外筒を固定することが出来ます。

外筒取り付け


二次燃焼用空気ノズル、といっても円形に切り抜いただけです。
外筒から内側に付きだした3本のビスの上に載せる構造で、空き缶との隙間が空気吹き出しのノズルとなります。

二次燃焼用ノズル


五徳の切り出しです。
センターに2mm位の穴明け、切り込みを入れてスリットを作ります。
五徳


二次燃焼用空気ノズルと五徳を載せたところです。

五徳組み付け

トタン板の切断には
ミツビシ テスキーU 倍力鋏
を使用しました。
まるで紙を切るかのように簡単に切ることが出来ます。
アマゾンでも購入することができます。

ハサミ

焚火マシンはコンテナに入れてキャンプ場に持って行きます。
取り出して直ぐに使えるので便利です。

コンテナ

お湯を沸かしたり、焼き物をしたりと楽しんでいます。

お湯

直火より良く燃えますし、地面を汚しません。
焚火

焼きナスをつまみに
まったり・・・。

ナス焼き


焚火マシンに課題もあります。
二次燃焼をもっと安定させることです。
二次燃焼用空気の量を増やすなど、今後も更に改善を重ねます。
そして、仕様がかたまったら耐久性のあるステンレスで作るつもりです。

キャンプで使用中の関連記事も読んでくださいね。

自作焚き火台で道志キャンプ、二次燃焼も成功 10月17日
  (焚火マシン設計のコンセプトも書いてあります。)
http://ameblo.jp/saku--zou/entry-11378665833.html

野菜三昧ヘルシーなキャンプ 10月5日
http://ameblo.jp/saku--zou/entry-11371747060.html


読んでくださいましてありがとうございました。
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