観劇で感激!!入江雅人グレート一人芝居っ!! | よっちゃんのさくらいろの日々

観劇で感激!!入江雅人グレート一人芝居っ!!

帰ってきた。


入江さんが帰ってきた。


入江雅人さんが帰ってきた。


入江雅人一人芝居が!! やっと帰って来た!!!!



えぇ。待ってましたとも!!



7年前、「筑豊ロッキー」というタイトルで、

新宿の紀伊国屋ホールをいっぱいにしていた、

あの舞台が、赤坂で!!


おかえりなさい!!



とてもうれしいです。


小説で言うと短編集なのですが、こういうのを舞台で言うと、

なんて言うんでしょう?

ショート・ショート?短編集やんねぇ。


というと、入江雅人で言うと、「グレート・ショート・ショート」ですね。



ステージの上に楽屋がある設定。

テンションを上げてステージに立つ直前から、スタートしました。


もう、Q曲→暗転→明→1分後には爆笑。


こんな舞台、あるんだろうか?


会場で配布されたパンフレットに掲載されている、ショートたちの

タイトルを順に紹介しながら、私の感想を申し上げます。


ドキドキ500

「すいませーん。500人なんですけど…あ、空いてませんか…」

なんで居酒屋に500人で?

というところからスタートしますが、その突拍子もない始まりは

ロックの始まり。

かっこいい。なんか、単なる宮崎さん(役名)のはずなのに、いつの間にか

キヨシローみたいに訴えてた。

この様子の中に、友達と小さい会話やうなずきや、とにかく小ネタが入る。

それでまた笑いがでる。

笑わそうとしているわけじゃないのに、こっちは笑っちゃう。

そういうつもりで笑わされていたのか!!!しまった!!(笑)


ドキドキ宇宙の果て

入江さんの凄いところって、一瞬でその役に入っちゃうところだと思う。

だから一回で何役も出来るんだろうな。

タイトルは「宇宙の果て」なのに、セリフにあった「曲とかかわる」という

言葉が強烈で、帰ってくるまで気付かなかった。

なるほど。曲とかかわるときはそうやって・・・なるほどねぇ…

曲の当事者とかかわるってことがとても面白かった。

勝手な見解ですが、これが一番、入江雅人っぽかった。


ドキドキ帰郷

SHA.LA.LAを観たお客様へのボーナストラックかな、って思った。

最後泣きそうになりました。やばい。もう、本当にやばかった。

やっぱり学生時代の友人と久しぶりに会うと、「お前、あいつのこと

好きだったよな」っていう会話が出てくるんですね。

花火の一瞬で、昔のSHA.LA.LAの作品「Hey!東京」を思い出しました。


ドキドキ傷だらけの天使(作:赤堀雅秋)

正直申しまして、よくわからなかったんです。これだけは。

リアルすぎる、身近すぎる設定の中に、主人公がケータイで話す娘。

主人公の年齢の割に子供が小さすぎるような…そういうのが分からなかった。

ただ、入江さんのあらゆる表情を観る事が出来ました。魔法みたい。

こんなことまでできるの?っていうくらい。


ドキドキ劇団 松田優作

大爆笑の連続でした。ステージ上の楽屋で松田優作に着替えてた時は

何がなんだかわからなかったけど、カツラをかぶってサングラスをして、

振り向いたらそこにもう松田優作しかいなかった。

劇団松田優作が演じるのは、カフカの「変身」。

え、だって、今、松田優作に変身したじゃん。で、カフカやるの?変身を?

毒虫に変身したら「なんじゃこりゃぁ~~」でしょ?

と、分かりやすいボケで笑わせてもらいました。最後のカーテンコールも

松田優作が沢山いたってのがわかって笑った。小ネタにも。

やっばい。松田優作のチェーホフが観たい!!しかも3人娘の方!!


ドキドキ実録 あしたのジョー2

ていうか、1 はあったの?っていうツッコミからスタートしちゃうよね。

MACが凄いんだよ♪本当に。

でも長い!!コンビニ行って帰ってきてもまだアイツがしゃべってる。

もっと入江さんのいろんなものが観たかったから、これは一発ギャグ的な

扱いでもっと短縮してほしかったなぁ…

(それにしても入江さんのペットボトルのドリンクを飲む芝居。超リアル!!!)


ドキドキパイト

悪口が超笑えました。これ、悪口じゃないよ。全然OKだよ♪

嫌いな●●の発言は、一人芝居だから出来るんだよね。


ドキドキ「火につよいアイツ」シリーズ(作:ブルースカイ)

入江さんのお茶目な面白さや磨かれた表現力を、ブラックに生かしてました。

すごいね。これ。鳥?とか。死ぬとか。落とすとか。

清々しく燃えるとか。



入江さんの表現力はものすごいものがあります。


やっぱり、SHA.LA.LAの感想でも思ったけど、ケストナーに通じるところがあります。

ストレートな社会風刺とかね。

友人を大切に思う純粋な気持ちとか。10代の男子が持つ純粋さを

存分に生かせる人だと思う。

そしてそれが心地よい。


私は入江さんの一人芝居を、待ってて良かった!!と思いました。


正直、筑豊ロッキーから7年ぶりってなると、入江さんの元気がなくなってたら

どうしようとか、変わっちゃってたらどうしようとか思ってた。

Team-Yのメンバーなんて、半年もたたないのに変わっちゃうから。


だけど、入江さんは何も変わってなかった。

むしろ、味付けのバランスが良くなって、素敵な作品になってた。


シルエットで見せる入江さんの素敵さは、もう忘れられません。



セットも照明もシンプルでした。私が一番好きなパターン。


何もないのに、すべてそこにあるように見えてくるお芝居。

理想的なタイプ。


できればセットリストが欲しい、選曲の見事なハマり具合!!


いつまでも語っていたいけど、そろそろ取りとめなくなりそうなので終わります。



神様ありがとう。

入江雅人グレート一人芝居を、ありがとう。


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